SSブログ

ちょっとだけ消化不良気味な最終回・・・。(^^ゞ [超時空要塞マクロス系]

先月25日(日)付のO.A.(=TOKYO MX枠)を以って、計2クール(全26話)
の放映が終了した『超時空要塞マクロス』シリーズの最新作・『マクロスΔ
(デルタ)』。

『マクロス』シリーズの定番要素と言えば、敵陣営に対抗する為の"歌攻撃"と
メイン・キャラクター勢による"恋の三角関係"が見どころですが、『マクロスΔ』
に於いても同様の要素が採り入れられました。

"歌攻撃"については女性5人組の戦略ユニット・ワルキューレが全編を通して
活躍し、そして"三角関係"に関しては主役パイロットのハヤテ+ワルキューレ
の新メンバー・フレイア+旧作でのエースパイロット夫妻・マックス&ミリアの孫・
ミラージュの3人が中心になって物語が進行して行きましたけど・・・私個人的
に言わせて貰うならば、ハヤテ達の恋愛模様が最後まで余り描き切れなかった
ような気がしてなりません。

彼ら3人の関係性については結局、終始ハヤテとフレイアの相思相愛状態で
終わりましたし、ミラージュも最後の最後でようやくハヤテに告白はしたものの
何だかそれが却って取って付けたような感じになってしまったのが非常に残念
だったんですよねえ~。(^^ゞ

確かに、職場仲間に対して最初は同僚として接してきたつもりが相手に対して
徐々に恋心を覚えて行く、と言う展開は旧作(=つまりはファースト・マクロス)に
於ける輝と未沙の関係性を思わせるものでしたが、ミラージュのハヤテに対する
思いの描写がちょっと弱過ぎる印象が個人的には強く感じてしまいました。

ミラージュがもうちょっと頑張ってハヤテに対してモーションを掛けてくれれば
3人の恋愛模様ももっと盛り上がったかも知れませんけど、最終的にはあんな
感じでミラージュの片思い的な感じで振られちゃいましたものねえ~。(^^ゞ

そしてミラージュに関しては、あのマックス&ミリアの孫娘と言う特殊なキャラ設定
があったにも関わらず、その設定が全くと言って良いほど生かされていなかった
と言うのが凄く勿体無かったです。

あのような描かれ方では単なる伸び悩みの女性パイロットにしか過ぎず、しかも
エースパイロット夫妻の血筋を持つにも関わらずその片鱗すら見られませんでした
から、特にミラージュではなく別のサブヒロインに変えたとしても問題無かったかも
知れません。

以前のブログ記事でも書かせて貰ったように、マックスやミリアが今作でゲスト
登場するかも?と言う期待感もあったんですが、それも思いっ切り裏切られて
しまい、とにかくいろんな意味でこのミラージュのキャラ設定は本当にがっかり
でございましたわよっ!(^^ゞ

そんな感じで"三角関係"の要素が何の波乱も無く全体的に落ち着いた感じに
なってしまった一方で、ワルキューレのミステリアスな存在だった美雲さんの
正体(="星の歌い手"のクローン)や今作でのラスボス的扱いとなったウイン
ダミア王国の宰相・ロイドの真の企みが明らかになった部分は割と興味深く
楽しませて貰いましたわね~♪

ただ、この美雲さんにとってのオリジナルと言える"星の歌い手"って結局何者
だったのか?と言う謎が最後まで判りませんでしたし(もしやプロトカルチャー
族の唯一の生き残りだったとか?)、ロイドが密かに企んでいた悪事だって
近年の平成仮面ライダーシリーズに於けるラスボスがやろうとしていた事と
大して変わり映えしないもの(=全人類の意思精神を統合し自分と融合させる、
これは判る人だけクスッとして下さい。苦笑)でしたし、残念ながら要所要所で
消化不良気味な部分が目立ってしまったのも残念と言えば残念でございました。

そして他にも、私個人的に大いに気になる部分がもう一つありました。

それはデルタ小隊やワルキューレを束ねる民間企業・ケイオスのトップとも
言える"レディM"と言う存在についてなのですが、結局最終回を迎えるまでに
その正体は明らかにはなりませんでした。

レディと呼称されるからには当然ながら女性キャラクターなのだろうと思います
けど・・・ひょっとしたら旧作で活躍していたメインキャラクターなのでは?等と言う
憶測や期待感がありました。

そのイニシャル"M"から推測しますに、例えばシリーズの初代歌姫ことミンメイや
今や輝の愛妻となった未沙さん、或いはかつて『マクロス7』シリーズではシティ7
の市長さんにまで上り詰めたマックスの愛妻・ミリアさんや彼女の娘・ミレーヌ等、
Mの付く名前を持つ旧作キャラクター達が何人か思い浮かびました。

しかしながら今作終盤になっても"レディM"は名前のみの登場に留まり、実際に
キャラクターが登場するシーンは最後まで実現しませんでした。
その点もがっかりと言えばがっかりでございましたわね~。(^^ゞ

そう言えば終盤部分でフレイアの右手部分に老化現象(=ウインダミア人は
全般的に30代で寿命を迎えるらしい)が発症してしまったんですけど、晴れて
両想いになったハヤテは結局気付かずじまいだったんでしょうか?

このシーンを観て私はふと、とある平成仮面ライダーシリーズの最終回を連想
してしまったんですよね~。
(その作品名が判る人が居らっしゃいましたら貴方はかなりのライダー通です!)

ウインダミア人の悲しい宿命を早々と背負う形となったフレイアがハヤテと今後
も恋愛関係を続けて行くにはきっと様々な障害が立ち塞がるに違いありませんが、
二人のその後がどうなって行くのか、個人的にはかなり気になってしまいます。

・・・これって、今月から始まった某・機動戦士シリーズ(苦笑)みたいに、いずれ
セカンドシーズン的な続編が制作されたりしませんかねえ~?(^^ゞ
(或いは劇場版制作決定!的なサプライズでも構いません事よ!苦笑)

まあこれに関してはあくまでも個人的な願望に過ぎませんので、読者の方々は
余り気にしないで下さいませ。
(仮にもし、本当に続編が決定した暁にはこっそりと拍手してやって下さい。笑)

以上、こんな感じで『マクロスΔ(デルタ)』に関する総評を綴ってみました~♪


TVアニメ「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック1

TVアニメ「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フライングドッグ
  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: CD




「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック2

「マクロスΔ」オリジナルサウンドトラック2

  • アーティスト: 窪田ミナ,コモリタミノル,Mitsunori Ikeda
  • 出版社/メーカー: FlyingDog
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: CD




Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

Walkure Attack!(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: ワルキューレ
  • 出版社/メーカー: FlyingDog
  • 発売日: 2016/07/06
  • メディア: CD




Walkure Trap!(初回限定盤)(CD+DVD)

Walkure Trap!(初回限定盤)(CD+DVD)

  • アーティスト: ワルキューレ
  • 出版社/メーカー: フライングドッグ
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: CD




マクロスΔ 1 アル・シャハルの少女 (講談社ラノベ文庫)

マクロスΔ 1 アル・シャハルの少女 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 小太刀 右京
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/08/02
  • メディア: 文庫



コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。