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参謀不在の『舞台版・銀英伝』を超堪能! [貴水博之]

本日8/4(日)現在、未だ本人公式HP上での正式告知はありませんが、11月
下旬から上演される『舞台版・銀河英雄伝説』の次回作・『第四章 前篇・激突
前夜』への出演が既に決定している我が最愛のダーリンことHIRO。

そんなダーリンが一切関わっていない(苦笑)、今月1日(木)から開幕した外伝
作品の一つとも言える最新作・『初陣・もうひとつの敵』をつい先日の公演2日目
(8/2)に私も観劇しに行って参りましたわよっ!

今作の会場となった日本青年館・・・此処を訪れるのは、随分久し振りでした。

80年代後半にロックシンガーとしてデビューしたものの、今ではすっかり役者業
が活動の中心となった某・I君がかつてファースト・ライブ等を開催したのが、実は
この日本青年館だったのです♪

燕軍団と鯉軍団の熱戦が繰り広げられる直前の神宮球場を通り過ぎつつ会場
に辿り着いた私は、そんな20年以上も前の熱き光景をふと思い出してしまって
おりましたわね・・・。

ラインハルト様(演・間宮祥太朗君)やアンネローゼ姉様(演・白羽ゆりさん)を
除いたメイン・キャラクター達が今作ではまた新たな役者さん達にチェンジして
いた訳ですけれど・・・私が個人的に思いますに、今回は外伝作品として位置
付けるには余りに勿体無いくらい、秀逸なキャスティングだったと思いました!

何よりも今作のキルヒアイス(演・橋本淳君)は、初演時(『第一章・銀河帝国
篇』)の崎本君に勝るとも劣らない超安定した役作りをしてくれていたのが凄く
嬉しかったですわね~♪

元・赤の魔法使いさん(笑)こと橋本君版・キルヒアイスは滑舌の良さは勿論、
終始物腰の柔らかな言い回しをしていたり本来は争いを好まない温和そうな
性格を感じさせる部分がアニメ版のキャラそのものに思えたりもして、ホントに
良かったんですよ!
(更には、身長がほんの少しラインハルト様を上回っているのも原作設定通り
でしたしねっ♪)

幼馴染みとして・・・そして部下=副官として、心の底からラインハルト様を守り
切ろうとしている思いがキルヒーの台詞一つ一つからダイレクトに伝わって来る
ようでした。

そして何度も申し上げますが、元・赤の魔法使いだった経験を大いに生かせる
立ち回りシーンでも、実に見事なアクションを見せてくれた新生キルヒアイス。

まともな演技すら出来ない某・J系アイドル君を変にごり押しするより、最初から
普通にこの小津家の末っ子・魁君@『魔法戦隊マジレンジャー』を2代目・キルヒ
アイスにキャスティングすべきだったんじゃないだろうか?
・・・今となっては、そんな風にも思えてしまうんです!

無能なJ系アイドル君達にいわば“荒らされてしまった”過去の外伝作品を今更
悔やんでも仕方ありませんけど、もう二度とJ系の連中がこの『舞台版・銀英伝』
に一切関わらない事を切に祈るしかありませんわよね~。(-_-;)

演じる役者さんがこうも違ってくるだけで、キルヒアイスと言うキャラの雰囲気が
ガラッと一変するんだな・・・と、今作でのキャスト・チェンジを改めて有り難く思い
ましたわ!

願わくばこれからも彼ら2人=間宮君&マジレッド(橋本君)の幼馴染みコンビを
舞台版で観てみたい気もするんですけど、おそらくこの組合せは最初で最後に
なっちゃうような気がしてなりません。

何しろ『銀英伝』シリーズは、キルヒーを失ってからのストーリーの方が圧倒的に
長い訳ですから、いつまでも彼の人気に頼ったりその衝撃的な死を引き摺ってる
ような舞台作品はもうこれ以上必要無いのでは?と思ってしまうのです。

・・・悲しいけれど、これって現実なんですよね。
(某・地球連邦軍のパイロット風に。苦笑)

キャスト・チェンジと言えば今作ではもう一組、『銀英伝』シリーズでは絶対必要
不可欠な彼らにも該当していました。

そうです・・・“帝国の双璧”と謳われた2人=ミッタマイヤー&ロイエンタールが
これまで私が全く存じ上げない(この点は非常に申し訳ない!苦笑)役者さん
に交代していたんですけど、今回の双璧は『第一章・銀河帝国篇』以来、実に
久々に超正統派な双璧コンビになっていて非常に良かったです!!

ラインハルト様とキルヒーの初陣前後を描いたストーリーになっている都合上、
当然双璧コンビも多少若返っているんですが、そんな年齢を感じさせる必要が
無いくらい彼らの仲良しっぷりと言うか信頼関係と言うか・・・とにかくミッター
マイヤー&ロイエンタールの絶妙なコンビネーションが何故だか素敵に見えて
しまったのです!

ある時は彼らの他愛も無い雑談シーンとか、又ある時は敵兵士との生身での
攻防で見せる最強タッグ振りとか、更にある時はふとした瞬間に軽いジョーク
でお互いに応戦し合う様子等・・・まさしく「これぞ、真の双璧だ!」と言っても
決して過言ではないほどの完成度高い役作りを随所に感じられたんですよね。

双璧それぞれの個性に関しても、例えばミッターマイヤー=愛妻一筋!(苦笑)
とか、ロイエンタール=女ったらしの下級貴族(苦笑)等、原作エピソードを思わ
せる代表的なキャラクター性がきちんと表現されていて判り易かったです!!

2人の関係性は、初代・双璧コンビ(演・中垣内雅貴君&東山義久君)もかなり
好きだったりするんですが、今作での双璧コンビ(演・根本正勝さん&藤原祐規
さん)はその上を行くかの如く、ミッタマイヤー&ロイエンタールと言うキャラ達を
更に深く掘り下げて演じてくれているような気がするんですよね~♪

何しろ前作・『第三章・内乱』に於ける双璧コンビが、(1)余りに影が薄過ぎて
印象にすら残らなかった+(2)J系アイドル君の余りに拙い演技力+(3)彼ら
の信頼関係が全く脚本に表現されていない、と言った3拍子揃った出来の悪さ
だっただけに、今作品でのミッターマイヤー&ロイエンタールには個人的に是非
とも二重丸=◎を差し上げたいほどですわよっ!!!

そうそう・・・肝心なラインハルト様にも、きちんと触れておかなければ!

今作でようやく初主演舞台を掴んだ“マミー(笑)”こと間宮君は、前作以上に
“金髪の孺子(こぞう)”と揶揄されるに相応しい生意気っぷりとキルヒアイス
にしか見せない若さ故の感情や信頼感を彼なりに思う存分演じてくれていた
と思いましたわね~♪

又、外伝作品とは言え、今作ではこれまでの『舞台版・銀英伝』シリーズでの
過去のシーンも部分的に挿入されているので、個人的にはちょっと懐かしさを
覚える瞬間もあったりしました。

それから、今作でRYUちゃんこと河村隆一さん@LUNA SEAに代わってヤン
提督を演じた田中圭君ですが・・・誠に申し訳ないのですが、Silver的に感想
を書かせて貰うと、RYUちゃん版・ヤン提督に比べると余り存在感が感じられ
なかったんですよね・・・。(^_^;)

所詮はラインハルト様がメインの外伝作品ですし、ヤン提督が異常に目立って
しまっても逆に舞台が壊れるだけなのでこれはこれで有りなのかも知れません
けど・・・今作の登場人物として、果たしてヤン提督は必要だったのでしょうか?

仮にヤン提督が不在であったとしても、今作は今作でちゃんと成立したのでは
ないだろうか?等と、ふとそんな風にも感じてしまったSilverでございます。
(苦笑)

『舞台版・銀英伝』シリーズの外伝的作品は、一貫して公演日程が短いと言う
のがお約束ですが、ウチの最愛のダーリンがひょっとして今作を観に行ったり
しないかしらねえ~?(^_^;)

何しろダーリンは昨夜の大阪ライブから帰京して間もないですし、他にも色々と
某・2人組系の作業が控えていたりするのかも知れません。

千秋楽まであともう2日間しかありませんから、もしも時間に余裕があるようなら
参謀閣下御自身の目で“マミー元帥閣下(苦笑)”の更なる成長振りを見届けて
頂ければ・・・と切に願っております、ハイ!

今作の外伝作品を経て、11月下旬に上演される次回作・『第四章 前篇・激突
前夜』でウチのダーリンが間宮君とどんな芝居を繰り広げてくれるのか・・・更に
期待感が高まっていくSilverなのでありました♪








◆オマケ◆・・・会場側スタッフの対応の悪さに物申す!(プチ激怒!)

この日(8/2)、私は前売券ではなく当日券で観劇させて貰ったのですが・・・
まあとにかく当日券販売までの段取りの悪さにイライラしちゃいましたわよ!

最初は当日券の種類別に階段の両端にそれぞれ来場客を整列させていて、
まず先に販売が始まったのが左側の行列でした。
(こちらの方が何故か長蛇の列と化していた所為か、この行列分を先に捌き
たかったのかしら?)

ところが、私が並んでいた右側の行列(※私を含めた当日券希望者=計5人
くらいか?)は一向に進む気配が無く、販売開始時刻(※開演の1時間前)を
過ぎても状況は全く変わらないまま、空しく時間だけが過ぎていきました。

そうこうする内にとうとう開場時刻がやって来てしまい、私は遂に意を決して
傍を通り過ぎようとしていた会場側スタッフさんに問い質しました。

Silver「あのう、当日券販売はいつ始まるんですか? もうとっくに開場時刻
なんですけど・・・?(やや怒りを込めて。笑)」
スタッフ「申し訳ございません。 只今チケットを手配する準備を確認しており
ますので、もう少々お待ち下さい。」
Silver「HPの告知では、開演時刻の1時間前の筈ですよね? どうしてこんな
に遅れてるんですかっ!?(更に怒りを込め。苦笑)」
スタッフ「確かにそうですが・・・申し訳ございません。(そのまま立ち去る)」

・・・はあっ!?

今更チケットの、一体何を確認しようと言うのよ!?
まさかこの期に及んで、「販売終了」等と言うつもりではあるまいな~!?

結局販売時刻が遅れた理由ははっきり判らないまま、数分後にやっと当日券
購入希望者の列が動き出し、何とか無事に自分のチケットを確保出来たんです
けど・・・あのスタッフののらりくらりとした適当な対応はイライラを通り越して憤り
を覚えてしまいましたわよっ!!!(-_-;)

唯でさえ猛暑が連日続いている事ですし、蒸し暑い屋外に長時間並ばせる事
を何とも思わないようなスタッフ連中には、もう少し気遣いと言うものを学習して
頂きたいですね!

そしてどんな理由があったにせよ、当日券販売時刻が予定以上に遅れるような
事態が万が一発生してしまった場合には、その場で汗を流しながら待っている
観客達にきちんとした説明をして欲しいです!

作品自体はとても素晴らしかったのに、会場スタッフのいい加減な対応がただ
ひたすら残念に思えてしまったSilverでございました。(苦笑)

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