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『舞台・十三人の刺客』・東京楽日プチレポ♪ [高橋克典]

今月3日(金)から赤坂ACTシアターにて上演されていた克典兄貴主演の大型
時代劇舞台・『十三人の刺客』が遂に本日、東京公演の千秋楽を迎えました!

初日観劇させて頂いた時にかなりの好感触だったので、出来れば今日の楽日
以外にも何回か観に行きたかったのですが、何かとドタバタしていて機会を逃が
してしまい結局は当初の予定通り(=FC先行予約分の初日&楽日)になっちゃい
ましたわね~。(苦笑)

今回の舞台の一番の見どころと言えば勿論、第二部での終盤以降に展開する
戦闘=斬り合いシーンなのですが、今日の楽日では更に血糊の噴出量がUP
していたような気がしました!(^_^;)

その何よりの証拠として、初日に目撃した観客への血糊付着防止用の黒いビニ
ール袋の配布列が何と今日の楽日では1階2列目にまで及んでいたのでござい
ます!!!(初日の段階では、まだ1列目だけだったんですよ!!大汗)

初日の時も今日の楽日でも、私の座席は1階3列目中央ブロック付近だったので
激しい戦闘シーンが繰り広げられている最中には、まさか自分の近くまで血飛沫
が飛んできやしないか本当にハラハラドキドキでしたわよっ!(^_^;)

ただ第二幕開演直前での劇場スタッフさんからの説明によりますと、万が一衣服
やカバン類に血糊が付着したとしても水性タイプなので洗濯等で簡単に落とせる
らしいですけど・・・でも、カバン類はやたらに洗濯出来ないタイプが多いのでは?
(苦笑)

主演の克典兄貴は、初日よりも更に更に凛々しく演じていらっしゃってて本当に
素敵でしたし、長年のライバル役を演じた坂口憲二さんも初日の時に感じられた
硬さや緊張感が徐々に抜けて来たみたいで、凄く伸び伸びと演じていたような
気がしましたわね~♪

さて・・・今回の『舞台・十三人の刺客』では、克典兄貴が演じたキャラ以外にも
私が個人的に好感を持てた脇役達が沢山居ました。
(※主に兄貴率いる、暗殺集団側のキャラに集中してしまいますがね。苦笑)

ではここで、そんなサブ・キャラクター達にスポットを当ててみたいと思います!


◇倉永佐平太 (演・西岡徳馬さん)

この御方は克典兄貴演ずる島田新佐衛門・直属の部下なんですが、島田さん
が「自分と一緒に死んでくれるか?」と頼もうとすればすぐさま即答してしまうと
言う、リーダーに対し凄く忠実なキャラクターでした。

ちなみに私にとっての西岡さんと言えば、どうしてもあの『東ラブ(=東京ラブスト
ーリー』での和賀部長役(=リカちゃんの上司で尚且つ不倫相手!)のイメージ
が未だに抜けなかったりします。(苦笑)

最近では去る4月に観劇した『舞台版・銀河英雄伝説 ~第二章・自由惑星同盟
篇~』で、ヤン提督(演・RYUちゃんことLUNA SEAのボーカル・河村隆一さん)の
上司であるシドニー・シトレ役を演じていらっしゃったんですが、西岡さんって基本的
には主役キャラや重要キャラの上司役を演じる傾向がかなり多いですよね?

但し今回の舞台では克典兄貴の部下役という、結構珍しいパターンだった訳です、
ハイ。(苦笑)

◇平山九十郎 (演・山口馬木也さん)

このキャラは正式な侍ではなく、いわゆる浪人タイプなんですが・・・この御方が
実に渋い容姿でして、台詞の言い回しや立ち回りまでクールで格好良かったん
ですよっ!

平山さんは過去に島田さんに何らかの恩義があるらしく、万が一の時には自分
の事(=命)を使ってくれと申し出るのですが、最初は島田さんの方からやんわり
とお断りが入るんです。

ところがバカ殿(演・袴田吉彦さん)を暗殺しようと密談した帰り道に島田さんの
仲間がバカ殿側から差し向けられた浪人連中に襲われたところを平山さんが
救った事から、この彼も暗殺集団の仲間入りを果たす事になるのです。

◇島田新六郎 (演・川村陽介さん)、木賀小弥太 (演・青柳翔さん)

この両名もどちらかと言えばちゃんとしたお侍さんではないタイプで、どちらも
それぞれ万民の為ではなく自分の愛する女性の為に一命を賭けて島田さん
の使命に賛同していくキャラクターです。

個人的にはこういうキャラクターの方が判り易いと言うか、好感が持てる感じ
ですわね~♪

ちなみに小弥太さんの武器は刀ではなく主に鎌を使うんですが、その風貌と
言い戦闘パターンと言い、80年代の映画・『里見八犬伝』で真田広之さん(※
彼も実は昔からファンだったりするんです!笑)が演じていた犬江親兵衛と
言う八剣士の一人と凄く近い感じがしました!
(※どちらも主人公側のグループに、一番最後に加入するキャラでしたしね!)

そして島田さんの甥っ子と言うキャラである新六郎さんは、基本的には何処か
遊び人みたいで飄々とした雰囲気なのですが、叔父である島田さんを心から
慕いつつ、彼が背負う重い使命達成の為に愛する女性と別れるという潔さを
持っていました。

最終的には暗殺集団の中で唯一人生き残るキャラとなるんですが、彼が最後
に刀をステージ上に突き立てつつ「俺は今日限り、侍を捨てる!」と言い残して
去って行くシーンは思わずジーンとしてしまいましたね・・・。

◇大竹茂助 (演・武田浩二さん)、日置八十吉 (演・嘉島典俊さん)

この二人はいわゆる、“幼馴染みコンビ”とでも申しましょうか・・・とにかく物心
付いた時から長い事同じ時間を一緒に過ごして来たらしく、台詞を言うタイミ
ングから何かしらの仕草までもがとにかく全て一緒なのです!!!
(それこそまるで双子のように一挙手一動がぴったりと揃うんですよね~。笑)

挙句の果てには、絶命する瞬間や場所まで二人一緒だったんですから、一体
どこまで気が合う仲だったんでしょうねえ~。(苦笑)

重苦しいムードを持つ今回の舞台の中で、唯一コメディー・リリーフ的な役割を
担っていた二人で、彼らの台詞の場面では思わずクスッとなっちゃうシーンが
多々ありましたわよ!!!(^_^;)

こんな感じで克典兄貴演ずる島田さんを取り巻くサブ・キャラクターは、上記の
彼ら以外にもそれぞれが魅力溢れる人達ばかりでした♪

カーテンコールは前回同様に2~3度繰り返されまして、その度に満面の笑顔
で観客からの大声援に応える克典兄貴が本当に素敵でした!!!

そして確か最後のカーテンコールでは、何とステージの両側から特効(いわゆる
キャノン砲です!笑)で沢山の花吹雪が放出されたんです!!!

それらの花びらは、まさしく舞台本編のラストシーンで島田さんの奥方様(演・釈
由美子さん)が激闘の果てに死した自分の旦那様と彼の永遠のライバルだった
友人(演・坂口憲二さん)を思いつつ、見事に咲き誇った桜並木を見つめる場面
で使われたものとおそらく一緒だったと思います♪

せっかくなので幕が下りた直後に、ステージ上に近付いてその花びらを2~3枚
ほど頂いて来ちゃいましたわよ!(^_^;)

西岡さんから何やらジェスチャーで促されたのを受け、観客に向け感謝の言葉
を綴ってくれた克典兄貴。
どちらかと言うと余りトーク系では饒舌ではないタイプなんですが(苦笑)、兄貴
なりに言葉を選んで語ってくれたような気がしましたね♪

「誰一人死ぬ事も無く(←いえいえ、舞台本編では大量に死んでますから!笑)、
無事に東京を終える事が出来ました! 是非大阪でも観に来て下さい!」等と
力説して下さってましたけど・・・。

ごめん、克典兄貴! 大阪公演は全面的にパスさせて頂きます!!!(^_^;)

とにかく克典兄貴を始めとして、全キャストが達成感を感じさせる爽やかな笑顔
だったのが印象的なカーテンコールでしたね♪

最後に・・・Silver的に今回の舞台でかなりツボに入ってしまった場面を御紹介!

長時間に亘る舞台って基本的に、間に休憩時間を挟んだ二部構成が多い傾向
にあると思うんですが、その休憩に入るタイミングのアナウンスを何と克典兄貴
が舞台上でやっちゃってくれていたんですよ!!!(^_^;)

第一幕終了直前時点では“バカ殿・暗殺集団(苦笑)”が既に12人が揃っていて、
彼らが決意も新たにステージ上に一列に並ぶシーンが終わった直後、克典兄貴
がそのままの衣装でこんな風に叫ぶんです。

「・・・休憩20分!」

初日の時もそして今日の楽日でも、その克典兄貴の絶叫とも言える直々の休憩
アナウンスに、思わず笑いを堪えずには居られなかったのはきっと私だけでは
ありますまい!!!(苦笑)

ただ単に重苦しいストーリーで展開するだけでなく、サブキャラ同士のやり取りや
気が利いたアドリブ台詞等、遊び心が随所に散りばめられてあって今回の時代劇
舞台は本当に観易かったと思いましたね~♪

もしも又、克典兄貴が舞台出演する機会があれば、その時もきっと観に行きたい
と今から宣言しておきます!
ただ現在の兄貴の活動フィールドはTV系が中心だったりしますから、それがいつ
になるのかは全く予想が付きません。

しかしながら今回の舞台はかなり好評だったと聞きますし、ひょっとしたら近いうち
に再演が実現する事だって大いに考えられますわよね!
(人気が高かった舞台は、その後に再演するパターンがよくありますからねっ♪)

何はともあれ、約2週間の東京公演・・・本当にお疲れ様でした!!!
来週からの大阪公演も、どうぞ頑張って熱演して来て下さいませ~!!!(*^_^*)


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