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『MEN & MAN ~男たちの想い~』・楽日マチネ観劇プチレポ♪ [進藤学]

我がジャイアンツがリーグ3連覇を成し遂げる直前の数時間前・・・。

私は、竜魔様@『風魔の小次郎』こと進藤学君主演の舞台・『MEN &
MAN ~男たちの想い~』千秋楽日を観劇するべく、恵比寿のエコー
劇場におりました。

それにしても・・・前作『~男たちのSADAME~』が上演された新宿
シアターサンモールもそうでしたが、今回のエコー劇場も恵比寿駅
から徒歩5分と銘打っているものの、かなり判り辛い場所にある劇場
だったんですよね~。

お陰で、もう少しで開演時間に遅刻しそうになっちゃいましたわよ!
出来れば次回は、もっとメジャーな劇場でお願いしたいものです。
(苦笑)

さてさて、話を本題に戻しますが・・・今作の『~男たちの想い~』は、
数年前から上演されている『MEN & MAN』シリーズの最新作でして、
2月上旬に上演された前作『~男たちのSADAME~』の後日談的な
ストーリーが綴られていました。

その『~男たちのSADAME~』で、ドッガさん@『キバ』こと滝川英治
さんとW主演を張っていた進藤君が、今作『~男たちの想い~』での
単独主演でございました。

前作のラスト・シーンで、突如女優引退を表明した元彼女・友里香
ちゃんを追い掛けて空港へ駆け付けた、進藤君演ずる伊達義臣君。

直後、吐血してバッタリとその場に倒れ伏してしまった伊達君のその
後の愛と人生を描いた舞台が『MEN & MAN ~男たちの想い~』
なのです。

どうやら伊達君、前作の舞台で転職していたホストを辞め、再び
ボクサーとして再起する道を選んだようですが、しかし彼の身体は
既に末期がんに侵され、あと半年の命だと宣告されていました。

その衝撃的な事実を知った伊達君と友里香ちゃんは、それを承知の
上で自分達の生き方を尊重しようと決意したらしく、伊達君はボクサー
として、そして友里香ちゃんは女優引退を撤回してそれぞれの道を
再び歩み始めるのでした。

そんな彼ら恋人達を軸にして、伊達君が所属するボクシングジム会長
やコーチに若手後輩ボクサー達、それに友里香ちゃんの親友や彼女に
片思いする共演男優君と映画スタッフのAD君、更には伊達君のジムを
見学しに来る振りをして潜入し、挙句の果てに伊達君に横恋慕する女性
記者等、さまざまな人間関係と心模様が展開していきました。

約2時間の舞台を観て感じたのは、一貫して伊達君の真摯でストイックな
生き様でした。 前作のホスト時代には、全く予想も付かなかった程です。
ある意味では、彼の”生への執念”と言った方が正しいかも知れません。

そして余命僅かな彼の人生を、最後まで見届けようとした友里香ちゃん
の健気さにも思わずキュンとなっちゃいましたね・・・。

一般的に考えれば、大好きな彼が重病で限られた命だと知ったら、
彼女的立場である人であれば、仕事も何もかも放り出してその人の
傍で過ごしたいし、彼に献身的に尽くしたいとと願う筈ですよね?
私ももし同じ立場になってしまったら、きっとそうすると思います。

でも友里香ちゃんは、敢えて女優復帰への道を歩んだのです。
四六時中、愛する人の傍に居たいのを我慢して、彼女は仕事に打ち込み
ます。
その辺りの理由付けが、どうも今一つ理解出来なかったんですよね。(^_^;)

ちなみに本編は、基本的に友里香ちゃんのモノローグで場面が繋がって
いったので、その時点で既に伊達君は絶命した後なんだろうな・・・と思い
ました。

舞台終盤のシーンにて・・・ボクサー復帰を賭けた試合に臨んだ伊達君は
試合終了後、項垂れたままステージ中央の階段に座り込んでいます。

その試合に勝ったのか?
・・・或いは負けたのか?
そう言った勝敗に関する描写は、舞台本編では一切ありませんでした。

様子を見に来たジム会長に寄り掛かるように、伊達君の身体はゆっくりと
崩れ落ちて行きます。
・・・それがおそらく、彼の最期の瞬間だったのでしょう。

伊達君の後日談ストーリーだと判った時から、こういう結末になるであろう
事は何となく予感していた私でしたが、でもやっぱり切ないエンディングは
ウルッとしちゃいますわよね~。(T_T)

でも伊達君的には、ちっとも後悔なんてしない人生だったのだろうと・・・。

結果的に病魔には勝てなかった訳だけど、最後の最後までボクシングと
言う人生の”芸術”に自分の全てを賭けて戦っていた彼の姿は、まさに
壮絶そのものでした。

それもこれも、伊達君には愛する人・友里香ちゃんの存在があったから。
自分を愛し、支えてくれる人が居たからこそ、伊達君は死の恐怖さえ
感じる事無く、自分の生涯を全うできたんじゃないかと思えるのです。

伊達君と友里香ちゃんが、本編でそれぞれに口にしていた台詞が
凄く印象的に心に残っています。

「お前に出逢えて・・・良かった。」
「貴方に巡り逢えて・・・良かった。」

それはもう、運命の出逢いと呼んでもおかしくなかった二人の恋。
悲しい事にその恋は、生の世界では成就出来なかったけれども、
彼らの魂と魂はこの先永遠に繋がっていくのではないだろうか?
・・・そんな風に思えた舞台のラスト・シーンでした。

ステージ上の進藤君は、とにかく熱演の連続でございました!

ボクシングジムでのトレーニング風景やシャドー・ボクシングを黙々と
こなす進藤君の素晴らしい肉体美に思わず目を奪われる事、とにかく
もう数知れず!
相変わらず彼は、しっかり鍛えてらっしゃるんだな~♪って思いました。

そして、プライベートでは黒系の私服を好んで着ている進藤君が
本編の最後に全身白尽くめの衣装で再登場するシーンはかなり
新鮮でしたわね~♪
(多分その描写は、絶命して魂の存在となった伊達君が友里香
ちゃんの元に還って行く・・・そういう神聖なシーンをイメージさせた
ものかしら?等とふと思いました。)

前作『~男たちのSADAME~』と言い、今作の『~男たちの想い~』と
言い、『MEN & MAN』シリーズは何かと奥深いストーリーばかりで、
いろいろと考えさせられてしまいます。

私にもいつか”運命の相手”と呼べるような人が現れたら良いのに・・・
等と、この歳にもなってつい”少女趣味(苦笑)”と笑われちゃいそうな
事を感じてしまった今回の舞台でございました。(^_^;)

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ある

G優勝をおめでとうございます。やっぱりコーチが良いからな~(吉村コーチ贔屓です)

しかし、行動範囲最近ますます広がってませんか?

by ある (2009-09-25 01:02) 

Silver_Heart

>あるしゃま。
いらっしゃいませ~♪ いつも大変お世話になっております!

ジャイアンツ・リーグ3連覇のお祝いコメント、有難うございます♪
今シーズン、原監督はWBCの監督も兼任されていてさぞかし
大変な幕開けだったんじゃないかと思うんですが、その心配を
他所に開幕直後からずっと首位をキープし続けてくれてました!

私の行動範囲・・・確かに広がっているような気がしないでもありません
けれど(苦笑)、でもジャンル的には大して変わりないんですよ。(^_^;)

この記事で書いている俳優君にしても、元々特撮ドラマ(セイザーX)を
観て嵌ってしまった人なので・・・。

あるしゃまのお気に召すかどうか判りませんが、とにかく丹精なお顔立ち
の素敵なイケメンなので、もし機会があれば彼の出演作を観てみて欲しい
と思います!

by Silver_Heart (2009-09-25 08:16) 

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