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『窯変 源氏物語 ~葵~』・千秋楽プチレポ♪ [貴水博之]

嗚呼・・・早いものですが、とうとう今日でG.W.が終わってしまいましたわ~。

おっといけない! ここでお断りしておきますが、G.W.はG.W.でも私が
言うところのG.W.は世間一般の”ゴールデン・ウィーク”と言う意味ではなく
”HIRO-GENJI'S WEEK(※つまり、HIROが光源氏を演じた10日間!)”
を指しますので、くれぐれもお間違えの無いよう・・・。(苦笑)

眩しい青空の下、今日も例によって”北千住の館”に伺いまして『窯変
源氏物語 ~葵~』の千秋楽日を拝見させて頂きました♪

早速感想レポと行きたいところですが、ここで又残念な御報告をしなければ
なりません。

先月末の『~玉鬘~』編・楽日での、ごく一部の”KYなHIROファン”の
コールに対する苦言を当ブログで書かせて頂いたのですが、今日の
『~葵~』編・千秋楽日でも同じ行為をしでかしてしまった数名のHIRO
ファンが居たようでございます・・・。(-_-;)

改めて書かせて貰いますが、今回の舞台は例え終演後であっても軽々しく
HIROコールをすべきではなかったと思います。
普段のライブとは全く趣旨が異なりますし、他のキャストの方々に対しても
非常に失礼だったのではないでしょうか?

2度目のカーテンコールの時、スタンディング・オベーションをしたまでは
まだ許せても、HIROコールはさすがにちょっと頂けませんでした。
当のHIRO御本人はそんなファン達への心遣いからなのか、最後の方は
無言で軽く手を振ってくれていましたが・・・。(^_^;)

もし出来れば、場違いなHIROコールをする彼女達を制止したかった!
でもそんな勇気を持たない私は、複雑な心境の中でカーテンコールを
見届けるしかありませんでした。

終演後に帰り支度を始めると、ちょうど私の斜め後ろに座っていた2人組の
女性客もどうやらHIROファンだったらしく、数分前の”KYなHIROファン”の
行為にやや憤慨している様子が窺えました。

「何であそこ(=カーテンコール)でHIROコールなの!? 超ムカツク!
全く恥ずかしいったらありゃしない!」

彼女の言葉を聞いた時、私も「同感ですよ!」と、思わず握手を求めたく
なりました。
恥ずかしい真似をしたHIROファンに憤りを覚えているのは、私一人だけ
では無かった・・・と言う事が判っただけでも、今日は収穫日だったと思い
ましたね。(^_^;)

もしこのブログを読んでいるHIROファンの方がいらっしゃったら、改めて
心に留めておいて欲しいと思います。

いつか又、HIROが次の舞台やミュージカルに立つ機会があったのなら、
くれぐれも場違いで恥ずかしい行為はしないで下さい!
その場の雰囲気に応じて、臨機応変に各自の応援スタイルを変える事が
必要なのだと、私は思います。

もし彼の熱演に感動した気持ちを表したいのならば、精一杯の拍手だけ
でも十分に伝わる筈です。
外部の観客が思わず眉をしかめるようなHIROコール等は、勿論ですが
以ての外です!

改めて何度も言いますが、舞台はライブではありません。
ライブにはライブの、舞台には舞台の楽しみ方がそれぞれあります。
それらに出演するHIROを応援する形も、その時々で当然異なります。
趣の異なったステージで彼を応援するにはどんなスタイルが一番
相応しいのか・・・それを今一度、考え直して欲しいと思います。

今現在、HIROファンを名乗っている方達は私も含めて多分大人な年代
ばかりでしょうし、今回のような恥ずかしい行為をした人は居ないと信じて
いますが、もし心当たりのあるファン達が当ブログを読んでくれたならば
大いに反省すべきですし、今後の教訓にして欲しいと願うばかりです。

今回の苦言については、賛否両論いろいろあろうかと思います。
賛成派のファンもあれば、異論・反論を唱えるファンも居るでしょう。
今このブログを読んでいるのがHIROファンなら、貴女はこの件について
一体どんな風にお感じでしょうか・・・?

おっと、申し訳ありません! すっかり前置きが長くなってしまいました。
遅くなりましたが、ようやく本日の千秋楽レポに移らせて頂きますね♪

『~玉鬘~』編・初日から数えて、今日で10日目を迎えた『窯変 源氏物語』。
取り合えず今日の『~葵~』編・千秋楽がこのシリーズの最終日となります。

我らが光の君ことHIRO様は、今日の楽日もなめらかな口調でしっかり
朗読をこなしつつ、第二幕での妻に捧げるレクイエムもより一層悲しみと
切なさを湛えた表情でしっとりと歌い上げてくれていて、本当に素敵の一言
に尽きました!!

彼の歌うレクイエムを聴いていると、思わずこちら側まで胸が締め付け
られるような思いに囚われてしまう程で、光の君の喪失感がダイレクトに
伝わってくるようでした。

以前も何度か書きましたが、元々憂い顔のHIROが大好きな私、Silver。
『~葵~』編での光の君は、とにかく憂い顔での朗読パートが非常に
多くて個人的には大満足な熱演振りでございました!(*^_^*)

もう本当にね、HIROについては駄目出しする部分など一つもありません!
寧ろ、長山さんや翫雀氏が一時噛んでしまった部分が目立って聴こえる
程でしたもの~。(苦笑)

『~葵~』編で特に印象深かったシーンと言えば、やはり第二幕での
場面が殆どだったでしょうか。

正妻・葵の上とのぎこちない関係と、愛人・六条御息所からの思いの
丈を綴った手紙に心悩ませる光の君。

身重の妻が出産直前に愛人の生霊に憑り付かれ、妻の口から発せ
られる愛人の言葉に思わず恐怖と怒りを覚える光の君。

出産後の妻を見舞い、それまでわだかまっていたお互いの心がやっと
触れ合えるのかと思ったその矢先に最愛の妻を失い、悲しみに暮れる
光の君・・・。

基本的に光源氏の台詞は優雅な口調が殆どなのですが、ある部分
では珍しく声を荒げる場面もあったりして、光の君の感情の起伏の
激しさを感じさせました。

長山さんが担当した六条御息所の台詞は、いかにも妖しさ満点で悲しくも
不気味な生霊としての存在感をまざまざと見せ付けていましたし、翫雀氏
と壱太郎君親子が演じた第一幕での駐車場所取りバトルでは、罵倒を
浴びせ合いながらお互いの陣地を譲らないと言う争いの場面を華麗に
舞っていらっしゃいました。

と言う訳で、長いようで短かった『窯変 源氏物語』シリーズの10日間は
ひとまず今日で幕を下ろしました。

しかしながら、何しろ今年は『源氏物語』・誕生千年紀です。
今後又この『窯変』シリーズがクローズアップされて再々演が決定する
可能性は大いに考えられますし、又その時にHIROが再び光の君として
キャスティングされるかも知れませんよね~。

もし次回もそういうチャンスがあるようなら、当然ながら是非とも観に
行きたいと思っております♪

改めて10日間の光源氏役、本当にお疲れ様でした!!!

余韻に浸る間もなく、来週の土曜日には又本業のaccessとして一気に
シフトチェンジして下さいませね~、HIRO様♪(*^_^*)

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はるな

初めまして。
HIROの大ファンで時々、お邪魔して拝見させて頂いてます。
私も、『窯変 源氏物語』「玉鬘」「葵」ともに1回ずつ観に行きました。
今回のHIROの歌、演技はとても素晴らしく、胸に響いて泣きそうになることもありました。
それより、私は千秋楽には行ったことがないので、カーテンコールでHIROコールをする人に出会ったことがありません。
千秋楽だけの出来事なんでしょうか?
千秋楽って、特別だと思うんですよね。
HIROは、決してやめて欲しいとは言わない人だから、心の内を思うと悲しいです。
会報とかにでも、ちょっと言っていいと思いますが。そうしないと、ずっと気付かないままだと思うんですよね。
長々と失礼しました。


by はるな (2008-05-07 07:16) 

Silver_Heart

>はるな様。
初めまして! 御訪問頂き有難うございます。

千秋楽日での”HIROコール”に関する御意見、有難うございます。
私は各作品とも、初日と楽日だけしか参加しなかったのですが、おそらく
掛け声に関しては楽日だけだったのではないかと思います。

私としても、ライブにしろ舞台にしろ千秋楽日と言うのは強い思い入れが
あります。 ですから、コールをついしたくなってしまうファンの気持ちも
判らない訳ではありません。
ですが、時と場合を考えて欲しいと私は思います。

ライブと舞台とでは明らかに趣旨が異なりますし、当然場内の雰囲気も
違います。 特に今回のような厳粛な舞台のカーテンコール(しかも楽日)
をあたかもライブと同じノリでHIROコールをしてしまうファン心理が理解
出来ないのです。

とにかく、一部のHIROファンにはもう少し大人な考えを持って欲しいと
思わずに居られなかった千秋楽でした。(苦笑)

今後とも、当ブログを御贔屓に宜しくお願い致します。m(__)m
by Silver_Heart (2008-05-07 08:15) 

柚葉

はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。

私は4月26日の『玉鬘』初日と5月6日の『葵』千秋楽を観に行きました。
私もHIROコールにはSilver_Heart様と同意見です。
ファンとして、あのHIROコールにはかなり恥ずかしい思いをしました。
なんて雰囲気の読めない人なのかと…。
他の観客の方たちに、あの方たちと一緒にくくられるのは正直嫌。
まぁ、実際は年齢的にバレバレですがね、観劇の客層は(泣)。
悲しい位、誰のファンであるかは分かりますよね。
なので早々と会場をあとにしましたよ。
もう少しなんとかなんないものでしょうか。

以前ラジオでHIROが舞台でのコールについて話していたと思うのですが、
(確か『クラリモンド』の時だったかな?)
まぁ「周りに迷惑をかけない程度に」的なことを言っていた気がしますが、
あれはHIROの優しさだと思うんですよね。
それを逆手に取られてる気がして悲しいです。
長々と失礼いたしました。

by 柚葉 (2008-05-07 12:43) 

Silver_Heart

>柚葉様。
初めまして! いつもご訪問頂いているみたいで感謝します。m(__)m

今回の舞台でのHIROコールに対する御意見、有難うございました。
柚葉様も、私と同じように不快に思われたんですね・・・。(^^ゞ

確かコールについてHIROがコメントしたのは、『ジャック・ブレル~』の
時だったかと記憶しているのですが、もし違っていたら済みません。

あの時は舞台とは言うものの、ある種のライブ的要素がありましたので、
HIROコールについても許容範囲内というか、まだ判る気もするのです。
(現に、『ジャック・ブレル~』の楽日には私もコールしちゃいましたし。)

でも今回の舞台は全くライブ的要素が無い上での掛け声だったので、
余計に違和感を感じてしまった訳です。

今回のコールについては、改めてHIROファンの鑑賞マナーが問われる
一件になったと思います。
当ブログでの問題提議によって、更に多くのHIROファンが真剣に考え
直すきっかけになってくれたら嬉しいですね。

今後とも、当ブログを御贔屓に宜しくお願い致します。m(__)m
by Silver_Heart (2008-05-07 16:53) 

カワハギ

初めまして
突然の書き込み失礼します
私も柚葉様同様クラリモンドの時と記憶しています

出演者様ファンのコメントで
音楽畑のファンの方はコール慣れしていて
恥ずかしいと感じる私達とは違うのだろうと書かれていたので
千秋楽でのたくさんのHIROコールは
ある意味新鮮だったのではないでしょうか

周りの目を気にせず好きな役者の名前が叫べる
作品を一緒に創り上げた役者を無視し、好きな役者の名前をコールする事に抵抗が無い

どちらが恥ずかしいのでしょうかね
by カワハギ (2008-05-07 19:22) 

Silver_Heart

>カワハギ様。
御訪問頂きまして有難うございます。

どなたのファンのコメントを読んだのか存じませんが、その文面から
察するにその方は「自分には彼女達のような子供染みた真似は
出来ない。」と感じた、いわゆる大人の対応が出来る観客だったのでは
ないでしょうか?

もしその場を新鮮に感じた観客が実際に居たとしても、それはごく一部
にしか過ぎないと思いますし、全ての観客が好意的に受け入れた訳
ではありません。 現にこうして、彼女達の掛け声を不快に感じたHIRO
ファンが居る訳ですしね。(苦笑)

”周りの目を気にせず好きな役者の名前を叫ぶ”・・・それが例え和の
テイスト溢れる舞台であったとしても、他の観客の鑑賞後の気分を
一切無視して普段のライブのノリのままHIROコールをする行為は、
私にとっては自己陶酔しているファンにしか思えません。

もっと極端な例えをするならば、厳かなクラシック系コンサートにゲスト
出演したHIROに向かって大声でコールするのと同じ事だと思うんです
よね。 その時の周囲の反応が観てみたいですわよ・・・。(苦笑)

彼の名前を叫ぶ事によって自分の気持ちが高揚しさえすれば、周りの
観客等どうでも良いと思っているようなHIROファンが一人でも居ると
思うと、何だか複雑な心境です。

私は決して、HIROコールを一切禁じている訳ではありません。
時と場所と周囲の雰囲気を考えて欲しい、と言っているのです。
HIROコールを行うに相応しいシチュエーションでなら、思う存分どうぞ!
と言いたいですし、声が枯れるまで叫んで頂きたいと思います。

もし昨日HIROコールをした人達が、その場の雰囲気が読めない低年齢
のお子ちゃまなHIROファンなら、彼女達にとって今回の提言は全く意味
を成さない事になるでしょう。
それならそれで何を言っても無駄なのだ・・・と、潔く諦めます。(苦笑)

ともかく大人の年代に達しているHIROファンには、もっと周囲を思い遣れる
心を持った上で彼を応援して欲しいと、心からそう思います。
by Silver_Heart (2008-05-07 23:02) 

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