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『小説版・ウィザード』読書感想文♪ [仮面ライダー]

昨年(2013年)9月下旬を以ってTV本編が終了した平成仮面ライダー・
シリーズの第14作目・『仮面ライダーウィザード』。

その『ウィザード』が約1年の時を経て、小説版となって私達ライダー・
ファンの元へ戻って来てくれましたわよ~!

我が地元の書店では、おそらく発売日当日には入手出来ないであろうと
踏んだ私は、オンラインショップ経由で自宅最寄り書店への配達注文を
済ませ、ようやく今日になってその現物をゲットする事が出来ました。

本来ならば、数日に分けて少しずつページを読み進めるつもりでいたん
ですけど、余りにストーリー展開が面白過ぎた事もありまして何と何と、
今日の内に一気に読み終えてしまいました!(^^ゞ

それでは、今作『小説版・ウィザード』の感想を私・Silver独自の目線
で綴ってみようかと思います。

尚、若干ネタバレ要素を含むかも知れませんので、まだ本書をお読みで
なく「私が読み終わるまではネタバレ駄目!」とお思いの方々には誠に
申し訳ありませんが当ブログより速やかにお引き取り願います。m(__)m


『小説版・ウィザード』の舞台となる時系列としては、TV本編の終了後
及び昨年末に公開された『鎧武』とのコラボ劇場版・『天下分け目の戦国
MOVIE大合戦』での“『ウィザード』編”を経た、いわゆる後日談系の物語
となっていました。

今作での主役は勿論、“指輪の魔法使い”こと晴人君ですけど、彼以外の
サブキャラーズ(笑)の中では意外にも凛子ちゃんにかなりのスポット
が当たっていたのはなかなか興味深かったですわね~♪

凛子ちゃんと言えば、TV本編では真のヒロイン・コヨミちゃんに次ぐ
言わばセカンド・ヒロイン的な立ち位置ではあったものの、個人的には
余り活躍の場が無かったような気がしていて、彼女に対しては何となく
気の毒だな・・・なんて思っていました。

しかしながら、今回の『小説版・ウィザード』で明らかになったのは、
凛子ちゃんも、そして晴人君も実はお互いの事を異性として意識して
いた・・・と言う事実でございました♪

何しろTV本編では、サバトの儀式で同じ境遇となった晴人君とコヨミ
ちゃんの固い絆が中心で描かれていましたし、『戦国MOVIE大合戦』
に於いても晴人君の心の中(=アンダーワールドとも言う?苦笑)は
未練がましくもコヨミちゃんへの思いで満ち溢れていました。

それだけに晴人君にとってコヨミちゃんと言う存在は、恋愛対象のそれ
に近いポジションだったのではないだろうか?と受け取られても仕方が
ない事だったかも知れません。

それが今作の『小説版・ウィザード』では、そのコヨミちゃんが失われた
事がきっかけとなって、ようやく晴人君と凛子ちゃんがお互いの存在意義
に気が付く心の揺れ動きが細やかに描かれていたと思いました。

TV本編や劇場版ではいわゆる戦友的な間柄だった晴人君と凛子ちゃんが
小説版でこういう男女を意識するような関係に変わって行ったのは特に
唐突な展開ではないと感じましたし、寧ろ自然な流れのように思いました。

ひょっとして晴人君にとっての恋愛対象は、本来は凛子ちゃんであって
コヨミちゃんの場合はどちらかと言うと家族(=妹?)に近い存在だった
のかも知れませんわね・・・。

ところがそんな晴人君と凛子ちゃんの気持ちの変化は、突如として実体化
した晴人君の中の“もう一人の操真晴人”の出現によって次第にぎくしゃく
した関係性になってしまいます。

“もう一人の晴人君”は本体の晴人君よりも積極的に凛子ちゃんの心を求め、
そしてコヨミちゃんの復活を願い、更には最終的に本体に取って代わろう
とオリジナルの晴人君に戦いを挑んで来ます。

しかも別人格の晴人君は、本体の晴人君同様にウィザード(=“漆黒の魔法
使い”)への変身能力や魔法の力を持ち合わせていた事に加え、自分が持つ
心情(凛子ちゃんへの恋心やコヨミちゃんの復活)こそが本心であると言い
放ち、本体の晴人君を排除しようと躍起になります。

別人格の晴人君が明かした自分の本心や本音に苦悩し、自分と互角の強さ
を持つ彼に圧倒されつつ次第に疲弊していく本体の晴人君。
同じく別人格の彼に自分の気持ちを揺さぶられ、二人の晴人君の間で混乱
する凛子ちゃん。
そして二人の晴人君を始めとした魔法使いの力を悪用しようと企む、真の
黒幕の存在・・・。

凛子ちゃん以外にも、2号ライダー・ビースト(又は“マヨネーズ”!苦笑)
こと仁藤君やメイジこと真由ちゃん、そしてムードメーカーの瞬平君や
輪島さん、そして何より一番忘れちゃいけないコヨミちゃんも今作の要所
要所で登場し、それぞれに活躍の場を見せてくれています!

果たして“二人の晴人君”が繰り広げる壮絶バトルの行く末は・・・?
そして強敵との激闘の末、晴人君、コヨミちゃん、凛子ちゃんそれぞれに
遠からず訪れるであろう未来の形とは一体何か?

今作のエンディングは是非とも、本日のブログ記事をお読みになった皆様
御自身の目でお確かめ頂ければと思います!


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