SSブログ

『ヴェローナの二紳士』@日生劇場・鑑賞プチレポ♪ [T.M.Revolution]

今月7日(日)から開幕した、シェイクスピア作品を題材にしたター坊
ちゃん主演のミュージカル・『ヴェローナの二紳士』@日生劇場。

やっと私も本日12/14(日)のマチネ公演を観に行って参りましたわよ!

戯曲王・シェイクスピアの舞台作品と言う事もあって、秋頃に原作の
戯曲シナリオ本を事前にお買い上げしていた私だったんですが・・・
結果的に今日を迎えるまで満足な予習作業は出来ませんでした!(^^ゞ

実はこの作品、70年代頃に既にミュージカル化されていて、サントラ盤
の存在がある事もチェックしていました。

私は予習材料の一環としてこのサントラ盤を入手すべくあらゆるCDオン
ラインショップで探しまくっていたのですが・・・残念ながら現物はもう
廃盤と化しているらしく、購入する事は最早不可能でした。(T_T)

ただ、某・Aの付く通販サイトではCD盤では無くMP3形式で販売されて
いるのをつい最近知りまして、アルバム1枚分を丸々購入しようか今も尚
迷いに迷っているところです。(苦笑)

それはともかくとして、大まかなストーリーを要約してみますとざっと
こんなところでしょうか?

************************************************************

田舎町に住む二人の若者が一旗揚げたくて都会に進出すると、そこには
魅力的な女性が居て、彼らは時を前後してたちまち一目惚れしてしまう。

二人の若者の内、一人の若者は田舎町に恋人を残して来ているんだけど、
彼女への思いは過去の事とあっさり忘れて都会の女性に入れ込んでしまう。

都会で出逢った女性が高位な人物の娘と知り、彼女持ちの若者は自分の
友人を裏切ってまでお目当ての女性を自分のものにしようと画策する。

田舎町に住む若者の恋人はどうしても都会へと旅立った彼氏に逢いに
行きたくて、彼女の召使い共々と男装して都会に潜入するが、そこで
彼氏の心変わりを知ってしまって・・・。

************************************************************

この若者2人を演じるのが、ター坊ちゃんとCHEMISTRYの堂珍さん。

田舎町に彼女を残して都会に旅立つのがター坊ちゃんが演じるキャラ・
プロテュースなんですけど、まあこのプロテュースがホントにお軽い
奴でいわゆる典型的な“女性の敵!”みたいな役割を持たされているん
ですよね~。(苦笑)

この作品に限らず、どんなジャンルであっても元々彼女持ちのキャラ
クターが別の場所で違う女性に浮気をしちゃうパターンって言うのは
よく有りがちです。

今作ではそれに加えて、友達同士で同じ女性を好きになった事から、
堂珍さん演ずるヴァレンタインとの長年の友情よりも恋愛を最優先
させてしまう設定も含まれていて、それが余計にプロテュースを
“最低の男”にしちゃってる訳ですよ。(^^ゞ

しかしながら、プロテュースやヴァレンタインが一目惚れする女性・
シルヴィア(演・霧矢大夢さん)も、決して清楚で完璧な女性と言う
訳ではなかったようでありますっ!

このシルヴィア、父親に隠れて秘密の恋人と付き合っているかと思えば、
手紙代筆依頼が縁で出逢ったヴァレンタインにも途端に惹かれてしまう
と言う浮気体質を持っていたのでございます!(^^ゞ

そんな彼女にある種の違和感を覚えた私は思わずプロテュースに「惚れる
相手を完全に間違えてるんじゃないの!?」と直接忠告したい気持ちに
なった程でした!(苦笑)

舞台本編では、父親によって軟禁されたシルヴィアの救出劇やプロテュ
ースの彼女・ジュリア(演・SPEEDの島袋寛子ちゃん)の妊娠等様々な
騒動が重なって、最後には取り合えず事態は丸く収まりましたわね~。

全体的なステージの感想としましては、舞台後方に生演奏の楽器隊を
控えさせつつ所々で今時の時事ネタ(オスプレイとか集団的自衛権等
のいわゆる政治系や今日で言えば選挙ネタ)を台詞の中に織り込んで
いて、とにかく楽しいひと時でした!

特に弾けていたキャストと言えば、随分昔にター坊ちゃんと『LITTLE
SHOP OF HORRORS』で共演して下さったブラザー・トムさんがもう
とにかくフリーダム過ぎましたわよっ!(^^ゞ

中でも、本編中でのシンディこと武田真治君(シルヴィアの婚約者役)
とのやり取りの真っ最中に、何故か作品とは全く無関係の某・漫画系
キャラクター(=「貴方の心の隙間をお埋めします。」でお馴染みの
あの方です!苦笑)の物真似をやらかしていたのでございます!

その所為なのか、シンディってば思わず客席に背を向けて笑いを堪える
っぽい仕草をしていたようです。

どうやらこのトムさんによる某・M氏(笑)の物真似については数日前
からアドリブの一環として持ち込んでいたらしく、シンディからの達て
の願いで今日の公演からは一切やらない、みたいな約束をトムさんと
取り交わしていたらしいんですが・・・あっさり破棄されちゃいました
わね~。(^^ゞ

トムさんと言えば、前述にも挙げたように以前ター坊ちゃんや某・ウチ
のダーリンと時期は前後するもののそれぞれ奇しくも同じミュージカル
作品で共演している訳ですけど、確かその時も結構自由にアドリブで
いろんなネタをぶち込んで来ていたような記憶があります。

まあそもそも、この御方は元はと言えばコント芸人としてデビューした
経緯があるだけに、その辺りのネタの仕込みはお手の物なんでしょうね。
(苦笑)

そんなトムさんのフリーダムっぷりに「相変わらずだなあ。」と感じた
のは多分私だけかも知れません。(^^ゞ

今日のマチネ公演終了後のカーテンコールにて、クレーム的意味合いで
例の物真似ネタについてトムさん御本人に再直訴していたシンディは、
いかにもやり辛そうな顔付きをしていてとにかく気の毒としか言い様が
ありませんでした!(苦笑)

カーテンコールでは他にも、本編中にキャストさんと無理矢理絡まれて
しまった純真無垢な観客の少年君から笑顔が消えているのをター坊ちゃん
が更に傷口に塩を塗るかの如く弄ったり(苦笑)、ター坊ちゃんがカー
テンコールでの締めの挨拶を今日の公演で台詞を噛んでしまった寛子
ちゃんに押し付けようとしていたり、挙句の果てにはター坊ちゃんが
自分の事を“国民の甥っ子(苦笑)”とわざとらしく自己紹介していたり、
ター坊ちゃんも終演後はなかなかやりたい放題でしたわね~。(^^ゞ

東京公演は年末ギリギリまで続き、年明け以降には地方公演も数か所
予定されているようです。

さて、それでは今更ではありますが(苦笑)予習用として入手していた
戯曲シナリオ本を明日から改めて読み進めてみたいと思います!(^^ゞ


シェイクスピア全集 (〔8〕) (白水Uブックス (8))

シェイクスピア全集 (〔8〕) (白水Uブックス (8))

  • 作者: ウィリアム・シェイクスピア
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 新書




Two Gentlemen of Verona

Two Gentlemen of Verona

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Decca Broadway
  • 発売日: 2002/05/14
  • メディア: CD



コメント(0) 
共通テーマ:演劇

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。