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『小説版・平成仮面ライダー』の読書感想文・その2。(笑) [仮面ライダー]

昨秋より続々と刊行されている『小説版・平成仮面ライダー』シリーズ。

先月現在まで既に8作品(『カブト』、『W』、『オーズ』、『アギト』、『ファイズ』、
『ブレイド』、『キバ』、『ディケイド』)が発売されている訳ですけど、つい最近
やっと『ブレイド』と『キバ』の2作品を読み終わったところです。

『小説版・平成ライダー』シリーズのストーリー構成については、当然ながら
TV本編が根底にありつつも、ある作品ではTVシリーズでの隠れエピソード
が描かれていたり、別の作品では本編・最終回以降のいわゆる後日談が
展開していたりと、執筆者によってその表現方法は区々となっています。

それでは此処で、『アギト』から『キバ』までの計4作品についてSilverなりの
独断と偏見的な(笑)読書感想文を綴ってみようかと思います。

まだこれら作品群を読破していない方々にとってはネタバレ要素が若干含ま
れると思われますので、「自分が読み終えるまで、ネタバレ絶対駄目!」と
思った方々に於かれましては誠に申し訳ありませんが、ここから速やかに
お引き取り願います。(苦笑)



◇『小説版・仮面ライダーアギト』

小説 仮面ライダーアギト (講談社キャラクター文庫)

小説 仮面ライダーアギト (講談社キャラクター文庫)

  • 作者: 岡村 直宏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/01/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



メインキャラである翔一君や氷川刑事、葦原君を始めとした3大ライダーやヒロ
イン・真魚ちゃんにG3ユニットの小沢さん等が登場するものの、いろんな設定
(※特にあかつき号関連や闇の力関連)が省略されていて、「あれっ?」等と
思う部分は多少あったりしましたが、『アギト』はまあ普通に楽しめましたね♪

小説版ならではの意外な関係性(=真魚ちゃん&葦原君)も描かれていて、
こういうのはTV本編でちょっと観てみたかったな・・・とも思いました。

それ以外では氷川君が相変わらず不器用だったり(苦笑)、北条さんが例に
よって嫌味な皮肉屋インテリ刑事だったり(笑)、そして小沢さんが本編キャラ
よりも更に酒豪だったりしたのは凄く懐かしかったです!


◇『小説版・仮面ライダーファイズ』

小説 仮面ライダーファイズ (講談社キャラクター文庫)

小説 仮面ライダーファイズ (講談社キャラクター文庫)

  • 作者: 井上 敏樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/01/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



この作品は過去に出版された『異形の花々』と言うノベルズ版『ファイズ』の再販
+加筆修正版と言った形なんですけど、改めて読み直してみるとやはり流星塾の
設定やラッキークローバーの存在が省略されていたのは少々物足りなかったです。

とは言え、たっくん(=巧君)がTV本編同様に猫舌だったり(笑)、海堂君がいわ
ゆる俺様系キャラだったりと、TVシリーズでの設定が受け継がれているのは何気
に嬉しいですよね~♪

まあそれは『ファイズ』に限らず、平成ライダー・シリーズのどの小説版にも言える
事なのですが。(^_^;)

そして小説版でも、無残な最期を遂げてしまう結花ちゃん・・・TV本編終盤で海老
姐さん(笑)こと冴子姐さんに惨殺されるシーンが甦って来て、やっぱり泣けて来て
しまいました。

せめて小説の中の世界では啓太郎君と幸せになって欲しかったなあ・・・と、つく
づくそう感じました。(T_T)


◇『小説版・仮面ライダーブレイド』

小説 仮面ライダーブレイド (講談社キャラクター文庫)

小説 仮面ライダーブレイド (講談社キャラクター文庫)

  • 作者: 宮下 隼一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/03/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



最近読破したこれら4作品の中で、この『ブレイド』が申し訳ないんですが一番
違和感有りまくりでございましたっ!!!(^_^;)

今回の小説版はいわゆるTV本編・最終回以降の後日談が描かれた作品なん
ですけど・・・余りにも時代設定が先へ行き過ぎていて(=300年先の未来の話)、
まるで『ブレイド』と言うタイトルを借りただけの、全く別物のストーリーとしてしか
読めませんでしたわね~。(苦笑)

いや、そんな中でも剣崎君や始君はちゃんと登場するんです!
(=勿論オリジナル・キャラとして。)

ところが彼ら2人以外の登場人物達がほぼ新キャラばかりでしたし、肝心の剣崎
君が何かのきっかけで全ての記憶を失って完全に別人と化していたりで、ページ
を読み進んでいてもちっとも『ブレイド』の小説版を読んでいるような気分にはなれ
ませんでした。

まあそもそも小説版の時代設定が300年後の世界なので、ジョーカーの2人(=
剣崎君&始君)以外のオリジナル・キャラが既に過去の人扱いになってしまって
いるのは仕方ありませんわよね・・・。(T_T)

ただ、リンクしないキャラが大勢居たとは言え、何人かについてはTV版キャラの
面影を持つ人達も若干居たようなので(=橘さん&小夜子さん、睦月君&望美
ちゃん等)、必ずしも無関係な人達とは言えないのかも知れません。

この『ブレイド』に関しては私が読みたかった方向性が余りにも違い過ぎていて、
正直言って期待外れだったなあ・・・って思っちゃいましたね。(苦笑)


◇『小説版・仮面ライダーキバ』

小説 仮面ライダーキバ (講談社キャラクター文庫)

小説 仮面ライダーキバ (講談社キャラクター文庫)

  • 作者: 古怒田 健志
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/03/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



この『キバ』は、今も上位クラスに位置するほどお気に入りのシリーズなだけ
に、今までの3作品よりも気合いを込めて(笑)読ませて頂きました!!!

『キバ』と言う作品は既に御承知の方も大勢いらっしゃると思いますが、過去
(1986年)と現代(2008年=本編O.A.当時)の両時代に於けるメインキャラの
歴史が描かれています。

小説版の『キバ』に於いてもその設定は十二分に踏襲されていて・・・TV本編
でのエピソードを彷彿とさせる描写が結構沢山あって嬉しかったです!!!

例えば過去編に於ける音也さん&ゆりちゃん&次狼様との三角関係、音也さん
&真夜さんの運命的な巡り逢い、現代編での渡君の引き篭もり系キャラ(苦笑)
や深央ちゃんとの関係、そしてやや自己中心的な名護さんの(笑)俺様キャラ
など・・・懐かしい要素がページを追う毎に次々飛び出して来て、いつの間にか
就寝時間を惜しんで『キバ』を読み進めている自分が居たりしました。(^_^;)

特に『キバ』の場合、過去編と現代編に分かれている影響もあって登場キャラ
が凄く多いんですけど、やはり小説版として書き起こす時にはどうしても割愛
しなければならないキャラが何人か生じて来てしまうのは仕方ないと思います。
(具体例:キバット、嶋さん、アームズモンスターズの残り2名、過去キング等。)

ですが個人的に、太牙兄さんまで抹消した事だけは絶対に許せませんわ!!
(超激怒!)

まあそもそも過去キングさんが登場しないので、当然ながら真夜さんとの間に
太牙兄さんが存在する筈も無く・・・いや、或いは小説版では敢えて描こうとは
しなかったのか?

いずれにせよ、こうして今や書籍として完成した以上幾ら異論を唱えたところで
どうなるものでもありませんし・・・私だけが悲しめば済む事ですものね。(T_T)

でもせっかく過去編で音也さん側の三角関係が描写されていた訳ですし、せめて
相対する現代編でも渡君側のラブ・トライアングル(+深央ちゃん&太牙兄さん)も
文章として読んでみたかったですわよっ!!!

それ以外の感想としては、静香ちゃん(渡君が運営するバイオリン教室の生徒)
が本編と違ってヒロイン扱いだったり(←お互いに恋心を抱く描写有り)、更には
名護さんが小説ラストで意外な結末を辿っていたりと、TVシリーズとは明らかに
異なる展開になっているのが興味深かったですね♪

こんな感じで直近の4作品について、独断と偏見に満ちた(笑)感想文をお届け
してみました。

残すは先月上旬にお買上した、『ディケイド』を残すのみです。

早速今日から読み始めていこうと思っていますが・・・果たして私の興味を惹く
ストーリーになっているのか、期待半分・不安半分で(笑)ページを開いていこう
と思っております♪

それでは今日の記事の締めとして、待ち焦がれた朗報を・・・!

当初の予定よりも発売日が延びに延びまくっていた(苦笑)、小説版『クウガ』の
正式発売日が、やっと6/28(金)に決まったようでございますわよ!!

これでようやく一条刑事殿の活躍が小説で読める!と、今から期待感で一杯な
私ですけど・・・本当に一条様が登場するのだろうか?等と、これまでの経緯を
振り返ると不安の方が大きくなってしまうSilverです。(^_^;)

その前に、まずは今月末に発売予定の『響鬼』もゲットしておかなくてはね!
(↑まさかこれも、過去作品の再編集版だったりして・・・?苦笑)


小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫)

小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫)

  • 作者: 鐘弘 亜樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/04/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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