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同盟軍の自由過ぎる“爆笑アドリブ・トリオ”にも大注目! [貴水博之]

連日の如くお伝えしている『舞台版・銀英説』の最新作・『第三章・内乱』ですが、
いよいよ千秋楽までカウントダウン体制に入りましたわね~。

ウチのダーリン・・・もとい、我が最愛の参謀閣下殿も連日連夜、冷徹な眼差し
を湛えつつオーベル様という異質なキャラクターを熱演中の事と思いますけど、
あともう少しでフィニッシュを迎えるに当たりくれぐれも怪我無く無事に千秋楽を
迎えられるようお祈りしたいと存じます!

さて、今回は自由惑星同盟側で私が超・気になる(苦笑)サブ・キャラクター達に
スポットを当てて語ってみたいと思います♪
(注:舞台内容のネタバレが若干含まれますので、「ネタバレN.G.!」の方々は
速やかに此処からお引き取り下さいませ。)


◇オリビエ・ポプラン (演・中川晃教さん)
◇イワン・コーネフ (演・中村誠治郎さん)
◇ワルター・フォン・シェーンコップ (演・岩永洋昭さん)

今作・『第三章・内乱』で彼ら3人が一番見せ場を作るシーンと言えば、既に
舞台を御覧になった方はもうすっかり御存知ですわよね~?

そう、第一幕の中盤に於けるあの“爆笑アドリブ・コーナー”です!!(苦笑)

この場面では同盟軍の軍服を着たユリアン君(演・長江崚行君)も含まれて
いて、彼が“アドリブ3人組(苦笑)”から以下の術を教えて貰っていると言う
シチュエーションなのです。

◇シェーンコップさん=白兵戦
◇ポプランさん=空中戦
◇コーネフさん=誘惑に負けない方法(笑)

そんな中、シェーンコップさんとポプランさんが綺麗な女性の口説き方・・・もとい、
落とし方!(苦笑)を競い合うような毒舌合戦が勃発、お互いにそれを実演して
みせるんです。

ポプランさんの場合は実にオーソドックスな、甘い歌声で攻めるパターンらしい
のですが、シェーンコップさんの場合はそれよりもっと甘い口説き文句+グッと
抱き寄せる!と言うのが定番みたいですわね~。

で、シェーンコップさんの実演では決まってポプランさんが女性役を務めていて、
どうやら口説きのシチュエーションが日替わりメニューになっている模様です!

相手役のポプランさんをある時は“奥さん”呼ばわりで不倫設定にしたり(苦笑)、
又ある時は何故かポプランさんの中の人の愛称(=アッキー!笑)で呼びつつ
様々なパターンで甘い言葉を囁いて・・・そんなシェーンコップさんの最後の決め
台詞がこちら!

シェーンコップ「・・・どうだ? ワイルドだろう~?」

その台詞って、シェーンコップさん(の中の人!笑)が以前に演じた“戦う医者”
も、世界各国の戦地でちゃっかり使っていそうですわねえ~。(^_^;)

しかもシェーンコップさんってば、この台詞をわざと渋い表情で言うものだから、
益々笑いのツボに嵌ってしまってしょうがないんですよ!(笑)

実に馬鹿馬鹿しいやり取りなんですが、二人共かなり悪乗りして演じてるので
それがとっても可笑し過ぎるんです!!!

すると後ろで呆れ顔で見守っていたコーネフさんが待ってました!とばかりに
愛用のクロスワードパズル関連本を武器に彼ら2人の頭をキツ~イ突っ込みの
一言を添えてパシッ!と次々に叩いてクールに去って行く・・・。

この場面はもう殆ど彼ら3人の独壇場・・・寧ろ、ほぼコント・シーンに近い!!
それくらい、ついついプチ爆笑してしまうシーンなんですよね~♪

それからもう一つの見せ場が、第二幕でも訪れます。

第一幕のラストで同盟側に軍事クーデターが勃発し、各惑星で救国軍事会議
軍による反乱が発生するんですが、その中の一つ・惑星シャンプールをシェーン
コップさんが僅か3日で制圧して帰還するシーンが第二幕の序盤辺りでしょうか。

戦果を挙げて戻って来たシェーンコップさんの胸元に無数のキスマークを発見
してしまったポプランさんが目をギラギラ輝かせながら問い詰めると、シェーン
コップさんはズボンのポケットから女性の下着類をチラつかせつつ、あたかも
出征先(笑)で不特定多数の女性達とイチャ×2し合った事を仄めかします。

そんな風に得意気に振舞うシェーンコップさんを見て、部類の女好きを自負する
ポプランさんは当然ながらしきりに羨ましがりつつ、下着を見つめながら鼻歌を
歌う真似まで始めてしまうんですよね~。(^_^;)

で、暫しの間じゃれ合った後の彼らの決め台詞が、大抵の場合はこちら!

ポプラン「自由惑星スタ~イル♪」
シェーンコップ「ローゼンリッター・スタ~イル♪」

するとまたまたここで、名ツッコミ役・コーネフさんの出番!(^_^;)

例によって例の如くクロスワードパズル本をしっかり手にしつつ、「自由過ぎる
だろ!」だの、「あんたも良い年だろ!(これはシェーンコップさん限定?笑)」
だの、「無理すんな!」だの、数々のバリエーションがあるキツ~イ一言と共に
彼ら2人の頭をスパーン!と叩いて再び去って行くのでございます!!!

このコーネフさんの突っ込みが、実に小気味好いタイミングで上手いんですよ♪

いやあ~、自由惑星同盟軍に所属しているだけあって(苦笑)、彼ら3人のアド
リブ・シーンはコーネフさんが言わずとも本当に自由過ぎると思います!!
私も何だかすっかり、彼らのシーンの虜と化してしまった気がします。(^_^;)

9日(火)のアフター・トークショーでヤン提督ことRYUちゃんも語っていたように、
彼らのお笑いシーン(笑)があるお陰で、重苦しいストーリー構成の中にもふと
した明るい部分を含ませて観客が観易いように工夫してくれているのが凄く良く
伝わって来るんですよね~♪

勿論彼ら3人については、お笑い要素があるだけではございません!(^_^;)

例えばシェーンコップさんは、白兵戦訓練シーン@第一幕での見事な立ち回り。
例えばポプランさんとコーネフさんは、スパルタニアン戦闘シーン@第二幕にて
披露してくれたスピード感溢れるアクションと素敵な挿入歌。

三人三様、それぞれに格好良い活躍シーンもバッチリ含まれておりますわよ!

特にチーム・スパルタニアンのキャラソンは、下手するとウチのオーベル様に
凄く似合いそうなデジタル系のアレンジになっていて・・・私もちょっと好きに
なってしまったかも知れません!

どうやらこの曲は、去年上演された『舞台版・銀英伝』シリーズの外伝系作品・
『撃墜王』での挿入歌だったらしく・・・この舞台を全く観ていなかった私はその
事実を初めて知りました。

もしもその気になったら、いつか『撃墜王』のDVDをお買上してみようかしら?
(※但し、経済的に余裕がある場合のみですが。苦笑)

そうそう、余談ですが・・・舞台版でのコーネフさんは、スパルタニアン搭乗中
もしっかりクロスワード本を手放さず、器用に戦えちゃうんですのね~。(^_^;)

さあ、『第三章・内乱』も残すところ、今日と明日の計3公演だけ!

我が最愛の参謀閣下殿には、一つの悔いも残さぬよう立派に冷徹なキャラを
務め上げて頂きたく存じます!

明日の千秋楽(夜公演)には、私も参謀閣下殿に最後の生謁見をしに行って
参りますわよ~♪

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