SSブログ

“実写版・『ヤマト』”・乗艦報告! [松本零士系アニメ&コミック]

昨日の記事でお伝えした通り、我が地元である川崎の某・映画館
にて『SPACE BATTLE SHIPヤマト』を観て参りましたっ!!!

約2時間超の長編モノだった訳ですが・・・個人的に言わせて貰うなら、
良くも悪くも“キムタク主演映画”だったような気がしましたわね。(^_^;)

では早速、感想や突っ込みどころ(苦笑)等をSilverならではの視点で
少々綴ってみようかと思います。

ネタバレ的要素を含む場合があると思いますので、「ネタバレO.K.!」
という方のみ、ここから先へお進み下さい。


全体的なストーリー構成としては、原作アニメの劇場版1作目と2作目
(=『さらば宇宙戦艦ヤマト ~愛の戦士たち~』)を足して2で割って、
更に4作目(=『ヤマト完結編』)のテイストを若干付け加えたような感じ
だったと思います。

尚且つ最新の映像テクノロジー(CG描写等)を大いに活用したSFスペ
クタクル映画に仕上がっているなあ・・・と感じました。

とは言うものの、ヤマトがやたらに波動砲を多用するのが気になって
しまったんですよね~。(^_^;)

ヤマトの波動砲は、ここぞ!と言う時にしか使っちゃいけませんっ!!!
あれは唯でさえ、大量の波動エネルギーを必要とするんですから、無駄
使いは絶対に駄目ですっ!!!

その証拠に、アニメ版では波動砲を使用したが為にその直後にワープ
したくても波動エネルギーが不足していて無理だ!と言う絶体絶命な
場面が沢山ありましたからね~。(苦笑)

ガミラスの雑魚共を迎え撃つ時は、せめて主砲で応戦して欲しかった!
と言うのが、“ヤマト世代”ならではの感想でしょうか。(^_^;)

ただ波動砲発射時の決め台詞はさすがに懐かしくて・・・思わず心の中で
「おお~っ!!!」って小躍りしちゃいました!

台詞以外にも、リアルタイムのヤマト・ファンにとって嬉しい描写が幾つか
ありました。

特筆すべきは何と言っても、ヤマト乗組員のチーム別制服!!!

戦闘班、航海班、技術班等、各チーム毎に異なるカラーリングの制服を
身に纏っていて、デザイン自体はアニメ版を忠実に再現してくれてました。
あの胸部部分の矢印マークが本当に懐かしくて、とにかく良かったです!

ではここで、主要キャラクターについてちょっと書いてみます。

◇古代進(演・木村拓哉君)について

“キムタク版・古代君”は・・・やはり何処を取っても、“キムタク”の影が
見え隠れして仕方なかったです。(苦笑)

ただオリジナル版のキャラクター性は、ある程度採り入れられていたと
思います。

自分の兄=守さんを見殺しにした沖田艦長に対して最初の内は反抗心を
抱いていたり、ガミラスの攻撃によって両親を失ったと言う点はアニメ版と
共通していましたものね。

とは言っても、古代君が雪さんをからかうような仕草はやはり「ちょっと違う
んじゃないの~???」と思ってしまいました。

それはキムタク君がドラマや映画で主演する時によく見せるような、いわ
ゆる“やんちゃ坊主”っぽい仕草で・・・そこは現代版ならではの古代君に
アレンジされていたような気がします。

そんな“キムタク版・古代君”、最後はヤマトと運命を共にする道を選ぶん
ですが・・・本作のキャッチフレーズである「必ず生きて還る。」にちょっと
反しているのでは?なんて、ふと思っちゃいましたね~。(^_^;)

◇森雪(演・黒木メイサちゃん)について

やっぱり雪さんは戦闘パイロットではなく、第一艦橋でレーダー担当して
いて欲しかったなあ・・・。(^_^;)

キャラクターの設定変更(=清楚なヒロイン→戦うヒロイン)は勿論の事
ですが、第一艦橋に雪さんが居ない状況にも凄く違和感がありました。
雪さんは、古代君の斜め後ろに居てこそ雪さんなのですっ!!!

そして、雪さんと古代君が恋に落ちていく描写も何処となく唐突で・・・。

二人がそういう感情に到達するまでの経緯が殆ど感じられなかったし、
雪さんが古代君に憧れてパイロットになったと言う発言こそあったものの、
当の古代君はヤマトで再会するまで彼女の事は眼中に無かったようにも
思えました。

やはり中盤シーンでの、第三艦橋を二人で犠牲にせざるを得なかった
事がきっかけだったのかしら?
同じ辛さや悲しみを二人で一緒に共有したからこそ、恋愛感情が芽生
えたのかも知れませんわね。

更に言うと、せっかく雪さんを戦闘系ヒロインに変えたんですから、もしも
『さらばヤマト』の要素を採用したのであれば、終盤シーンで古代君を
庇うか何かして死なせるべきだったと思うんですよ。(^_^;)

そうすれば、エンディングのヤマト特攻場面で古代君と雪さんが寄り添って
敵本体に向かっていくシーンも生まれ、『さらばヤマト』が見事に再現出来た
と言うのに・・・ちょっとその部分は勿体無かったです。(苦笑)

◇真田志郎(演・柳葉敏郎さん)について

真田さんに関しては、もうとにかくその髪型から口調から本家の真田さん
にかなり似せていたと思いますっ!!!

特番等でのコメントによると、室井さん(笑)は相当のヤマト・ファンだった
らしいですし、彼なりの思い入れもかなりあったんじゃないかと思います。

そして終盤シーンで古代君を逃がす時に真田さんが発した台詞(=「俺は
お前を弟のように思っていた。」)は、まさに『さらばヤマト』での台詞だった
訳で・・・そこは“ヤマト世代”としては非常に嬉しかったですね!!!

その他、航海班の島さんや沖田艦長、徳川機関長に佐渡先生、ブラック
タイガー隊・加藤君や山本君等に関しては、まあ可もなく不可もなく・・・と
言ったところでしょうか。

徳川機関長(演・西田敏行さん)は、割とアニメ版キャラクターに雰囲気が
近かったですね。 どっしりしていて頼り甲斐があると言うか・・・。

そして佐渡先生の飼い猫・ミーくんが本作でもしっかり登場しているのは
嬉しかったです!

やはり松本先生のどのアニメ作品でもその名を連ねるミーくんの存在は
大事だと思いますし、ミーくんをキャスティングしてくれた事に関しては
素直に感謝したいと思います♪

とは言うものの、ミーくんの飼い主である佐渡先生(演・高島礼子さん)が
日本酒の一升瓶を常に抱えている描写はさすがに無理があったかも・・・。

せっかく女性キャラに変更したのですから、もう少し考慮して欲しかった!
例えば、日本酒→ワインやシャンパン等の洋酒系に変える等して女性
医師らしさを表現する工夫が欲しかったです。

それが出来ないようなら、わざわざ佐渡先生を女性化すべきではないと
思いますし、普通に日本酒と白衣姿と猫ちゃんが似合いそうな男優さん
をキャスティングした方が良かったです。

更に人間以外のキャラで気になったのは、『ヤマト』でのいわゆるマス
コット的存在であるロボット・アナライザーですね。

今作の『ヤマト』では古代君の情報端末アイテム的な役割を果たして
いましたが(=『スター・ウォーズ』シリーズでのR2的な存在?)、終盤
辺りでようやくアナライザーの本体を確認する事が出来ます。

何とアナライザー、意外にスリムになってしかもやたらカッコ良いです!
あれはちょっと反則でしょう!!!(^_^;)

それから、アニメ版で登場していた異星人キャラが一人も登場しなかった
のは非常に残念だったのですが・・・デスラーさんやスターシャさんらしき
生命体役を本家本元のデスラーさん(演・伊武雅刀さん)とスターシャさん
(演・上田みゆきさん)が演じてくれていたのはちょっと感動モノでした!

ついでに付け加えると、雪さんが終盤シーンでスターシャっぽい役目を
果たしてくれていたのも、ヤマト・ファンとしては嬉しかったですね~♪

まだいろいろと語りたいところですが、あんまり長くなってもいけません
ので(苦笑)、今回は一旦ここで締めたいと思います。

やっぱり過去の『ヤマト』シリーズを良く知る立場の私としては、今作と
過去作品をどうしても比較せずには居られませんでした!(^_^;)

でも純粋なキムタク君のファンにとっては、『ヤマト』を知っていようが
知っていまいがそんな事は関係なく、実にカッコ良いSF映画作品と
して完成していると思いますし、観てみて損は無い筈ですわよっ♪


LOVE LIVES

LOVE LIVES

  • アーティスト: スティーヴン・タイラー
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: CD



↑今作・『SPACE BATTLE SHIPヤマト』の主題歌です。

でも個人的に言わせて貰えれば、『ヤマト』の主題歌は洋楽じゃ
全然駄目ですね~。(^_^;)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。