全222ページ・・・先生が綴った懺悔の言葉。

私は昨日、会社帰りに地元・川崎駅まで繰り出しておりました。

主な目的は、来月米国某州（笑）での某二人組・海外イベント参加
に向けていろいろな旅支度を整えたかったからでした。

残念ながら昨日は余り目ぼしい物品が見当たらなかった為、例に
よって例の如く主な書店をはしごしてから帰ろうと思ったその矢先、
ある書店で平積みにされていた真っ黒な表紙の単行本がふと目に
入りました。

その表紙の片隅に、私が昔から尊敬してやまない御方のお名前が
記されているのを知るや否や、私はすかさずその平積みにされている
内の1冊を手に取ると、そのまま一気に精算レジへと向かいました。

私が偶然見つけた、深い闇を思わせるような黒い表紙の本。
それをお書きになったのは・・・何と、あの小室先生だったのです！

正式な発売日としては今日だったようなのですが・・・おそらく昨日は
いわゆる私の”フラゲ（笑）”だったんでしょうね。(^_^;)

先生の著書のタイトルは、『罪と音楽』。
まさに、昨年11月に私達FANKSを驚愕させたあの事件の事を正直に
綴った先生のエッセイ集です。

つい先程、取り合えず第1章の二十数ページを読み終えたところですが
・・・こうして文章として振り返ってみるとやはりどうしても胸の傷の疼きを
感じてしまいますね・・・。(T_T)

早朝、自宅に配達されたスポーツ紙・一面トップにデカデカと掲載された
先生のフルネームとそれに続く『逮捕へ』の衝撃的な文字。
余りに酷い報道にショックを受け、当初は出勤する事すら止めようと思った
当日の朝・・・。

その日の夜にニュースで流れていた、いつもと違った先生のお姿。
深く項垂れて、まるで生気を失ったかのようなその表情に、別人でも見て
いるかのような錯覚を受けてしまった事・・・。

先生の一件を知ってか、近所に離れて暮らす母上殿が私の部屋に書き
残したメモ書きの慰めのメッセージを読んで、思わず号泣しそうになる
くらい悲しみと失望感を覚えたあの日・・・。

思えばあの衝撃の一日から、もうすぐ1年が経とうとしているんですね。
時の流れとは、本当に早いものです。

まず今日読み終えた第1章には、逮捕の瞬間から拘置所で過ごした
17日間が、取調べ等の風景も含めて事細かに綴られていました。

音楽の世界から全く遮断されてしまったその十数日間は、先生にとって
どんなに苦痛だったか・・・当事者ではない私達FANKSには到底計り
知る事は出来ません。

明日以降も時間が許す限り、続きを読み進めて行こうと思いますが、
この著書の中に、先生が抱くTMへの思いは語られていたりするの
でしょうか？

FANKS歴・15年と言う、まだまだ”お子ちゃまファン（笑）”な私がまず
一番に考えるのは、やはりウツ様や木根氏を交えたTMとしての本格
復活です。

先月下旬に開催されたavex主催のライブイベント・a-nationで、TMより
先に奥方様達とglobeとしてステージ復帰された先生。

逮捕後の先生の身柄はavexが全て管理していた事から、そういうゲスト
演出になってしまったのは仕方ありませんが（苦笑）、私個人的な意見と
しては、先生のホーム・グラウンドとも言うべきTMからまず出直していく形
で始めるべきだったのではないかと今でも思っています。

ちなみに今回の著書発売を報じた今日のスポーツ紙によると、先生ってば
何やらとんでもない復帰プランをお考えになっているみたいですね！
（それらは本の中に詳しく書かれているようです。）

5月に厳しい判決を受けた事で精神的にすっきりしたのか、再び音楽
制作に意欲的になって下さっているのは嬉しいんですけど・・・あまり
無理をしないで欲しいと言うのが正直なところでしょうか。(^_^;)

いずれTMも、ライブなり新曲なりで復帰する日がやって来るでしょう。
それは遅かろうと早かろうと、必ず訪れるのだと今も信じています。

ただ、今はまだ焦る必要はないと思います。
きっと長い時間が掛かるだろうという事は、私を含めたファンの誰しもが
感じている筈ですから・・・。

先生がいつか、ウツ様や木根氏と笑顔でステージに立って下さるその
日を、私はこれからも気長にじっくりと（笑）お待ちしたいと思います！

罪と音楽

• 作者: 小室 哲哉
• 出版社/メーカー: 幻冬舎
• 発売日: 2009/09/15
• メディア: 単行本

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