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『極付 森の石松』@シアター1010・初日プチレポ♪ [貴水博之]

昨日はまさに”HIRO日和”と言わんばかりに、雲一つ無い快晴の初日
となった時代劇舞台『極付 森の石松』@シアター1010。

私も当然ながら昨夜の初日をしっかり観劇させて頂いた訳ですが・・・まず
率直な感想から言わせて貰いますと、思った以上に凄く楽しめた2時間半
でございました!(*^_^*)

何しろ時代劇舞台を観るのは初体験でしたし(無論、出演するHIROに
とっても初体験でしょうが。苦笑)、どんな雰囲気でストーリーが進行して
いくのかかなり不安な状態だったのです。
(ましてや、HIROを除く出演陣はその殆どが歌舞伎役者さん達ばかり
でしたしね。)

ところが、HIRO演ずる梅吉さんが登場するや否や、そんな心配事は
一気に吹き飛んで行っちゃいました!

普段見慣れないヅラ姿となって(苦笑)演技するHIROに、思わず笑いが
零れそうになるかと思われましたが、幸いにもそんな危機一髪な瞬間は
一度も訪れず(笑)、無事に最後まで心優しき梅吉さんを堪能する事が
出来ましたわっ♪

では簡単ですが、今回の舞台に関するちょっとしたヒントも交えつつ昨夜
の初日の模様をざっとお伝えしてみようかと思います。
少々ネタバレ的な要素も含みます為、「自分の観劇日までネタバレN.G.!」
な読者の方々は申し訳ありませんがここからお引取下さいませ。m(__)m

◆兄二人に翻弄される末弟・梅吉さん!(^_^;)

都鳥三兄弟の末っ子である梅吉(HIRO)は、長兄や次兄とは何と
血の繋がりが無いらしく、都鳥一家に引き取られてからは連日博打での
浪費で借金を重ねる兄二人によって何かと辛い目に遭っていた模様。

でもそんな家庭環境の中でグレずに済んだのは、梅吉さんが本来持つ
優しさのお陰だったりするのでしょうか?

奇しくも実生活に於いても、三兄弟の三男坊であるHIRO。
単なる偶然にしては出来過ぎている気もしますが(苦笑)・・・多少なり
とも自分の兄弟関係を演技上の参考にしていたりするのかしら?(^^ゞ

◆石松兄貴&梅吉さんの意外な共通点!

市川笑也さん演ずるおゆう。
彼女の存在は、偶然にも石松さんと梅吉さんのそれぞれの人生に大きく
関わっていた女性なのですが・・・果たして、おゆうとは一体何者か?

それは是非とも、実際の舞台でお確かめ下さいませ!

◆第二幕冒頭で嬉しいサプライズ有り!

今書かせて貰った通り、今回の舞台では第二幕の冒頭部分で嬉しい
サプライズがございます♪

特に・・・左ブロックの一番右端と中央ブロックの一番左端のお席の
方々(※1~9列目辺りまでかな?)、是非楽しみにお待ち下さい!

”北千住観音”と呼ばれるのは、もしかしたら貴女かも知れません♪

◆HIROの舟歌熱唱・・・元歌はあのナンバー!

『窯変 源氏物語』に続き、この舞台でもHIROのハイトーン・ボイスは
実に冴えまくりです!
一声聴けば、きっと貴女もウットリするに違いありませんっ!(*^_^*)

特に舟歌の部分では、『窯変~』を御覧になった方々ならおそらく聴き
覚えのあるメロディーである事にお気付きになるでしょう♪

そうです・・・今回の舟歌の元歌が、あの曲だと言う事を!
もう一つヒントを言わせて貰えれば、『玉鬘』かしらね?(^^ゞ

◆HIROの華麗な刀裁き・・・殺陣シーンにウットリ♪

『極付 森の石松』は、HIROに言わせるところの”チャンバラ舞台”。
当然ながら、HIRO演ずる梅吉さんにも立ち回りのシーンが少々用意
されています。

これが又、何とも凛々しくて素敵なんです!

梅吉さんが”兄貴”と慕う石松さんほどではないにしろ、刀を構えて敵と
対峙する姿とか立ち居振る舞いが本当に格好良くて・・・♪
かつての”ミクロ剣士様”なんて、最早比較になりません!(苦笑)
これは本格的な、本物の時代劇なんだ・・・と改めて思い知った瞬間で
ございました。

刀裁きだけでなく、刀を鞘にスッと納める仕草もバッチリ決まってますし、
梅吉さんがキリッとした眼差しで相手を見据える表情もとにかくクール
で素敵です!

歌のパートは勿論ですが、HIROの殺陣シーンも必見ですわよ~♪

◆右近さんと笑也さんについて

前回の『窯変 源氏物語』シリーズに続いて、またもや大物歌舞伎役者
との共演を果たした我らがHIRO。

元タカラジェンヌ、大物有名女優、そして歌舞伎役者・・・と言った具合に、
ここ最近の彼の舞台出演では素晴らしい共演者に恵まれている感じで、
ファンとしても実に嬉しい限りです。

まず主演の石松を演じる右近さんですが、酒好きで喧嘩っ早く義理堅い
石松をコミカルに、そして熱く演じていらっしゃっていて凄く楽しめました!

この方、アドリブも結構お得意だと見ましたが・・・果たしてその真相は?

アドリブと言えば、今回の舞台では時代劇と言うベースがありながらも
古臭い台詞ばかりではなく、ところどころで現代口調のアドリブ的台詞
が織り込まれているようですわね~。
私がすんなりストーリーに入り込めたのは、きっとそのお陰なのでしょう。

時には、現代社会ですっかり御馴染みとなったネタまで使われる事も
あるかも・・・? (初日ではまさしく、その系統の台詞がありました。笑)

次に笑也さんですが、最初この方を本当に女性だと思い込んでいた
のは、恥ずかしながらおそらく私だけでしょうね~。(苦笑)

でもそんな風に感じさせるくらい、笑也さん演ずるおゆうさんは世の女性
よりも一層女性らしくしなやかで、尚且つ憂いを帯びた女性を見事に演じて
いらしていて本当にお綺麗でした!

◆茶目っ気たっぷりな梅吉さん@カーテンコール

全編が終了し、カーテンコールが2度ほど行われたのですが、我らが
HIROはと言えば、最後から2番目に登場すると人差し指と親指を立てて
自分の顎辺りに近付けてニヤリとしつつポーズを決めてくれてました♪

その彼の表情が何ともわざとらしいと言うか(苦笑)お茶目そのもので、
「全く何なのよ~、その意味不明なポーズは!」等と心の中で思わず
呟く私、Silver・・・。(笑)

でもそんな彼の仕草さえ、私にとっては凄く愛しいのです♪(*^_^*)

最後に・・・休憩時間に私が見聞きしたエピソードをちょっと御紹介。

私のすぐ後ろに座っていらした御年配の観客が、第一幕で披露していた
HIROの歌声を非常にべた褒めしていらっしゃったのが凄く印象に残った
んですよね~。

男性の方だったのですが、その方は「良い男だし、歌が上手いよね~。
特に高音が良い声しているよね~。」等と、HIROのハイトーンを大絶賛!
お連れの方と思われる御年配の女性客と談笑しながらHIROを褒め
ちぎって下さってました。

・・・ええ、ええ! よくぞ判って下さった!
HIROの最大の持ち味は、何よりもあの透き通るハイトーンなのです!

私は思わず後ろを向いて、その方々に思いっきり力説したい衝動に
駆られてしまいましたわよっ!!!(*^_^*)

HIROを全く知らない、別ジャンルのファンの方々にこうして彼の歌声を
褒めて貰えるのは、HIROファンとしても凄く光栄だし鼻高々ですね~♪

この舞台のお陰で、HIROファンの年齢層が益々高くなったらどうしよう!?
等と言う余計な心配は置いといて(苦笑)、もっともっとHIROの才能を、
そして彼の存在価値を多くの人に知って頂きたいと願うばかりです!

少々長くなってしまいましたが、こんな感じで昨夜の初日レポをお届け
してみました。
石松兄貴とその可愛い弟分・梅吉さんの痛快で人情味溢れる旅は、
まだまだ続いて行きます!!!

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みちる

お疲れ様でしたm(__)m
Silver Heartさんの日記を読んでると、シアター1010に飛んで行きたい衝動にかられます(^^;
でも、今は金欠病で(苦笑)
市川右近さんと笑也さんは、以前、スーパー歌舞伎を観に行った時に物凄く感動して娘を誘って段治郎さん出演の千秋楽を観に行った事があり、チケット取れば良かったな~と(:_;)
by みちる (2008-10-18 00:51) 

葛の葉

はじめまして。
石松の様子が知りたくて辿り着きました、澤瀉屋贔屓の者です。
以前、段治郎さんとの「動物園物語」へも行きまして、貴水さんの演技に感動致しました。
今回は歌声も聴かれるということで、予定が立たずチケットは買っていないのですが、当日券でなんとか行きたいと思っております。
ご覧になった日、北千住観音と拝まれたのは友人です。^^;

次郎長役の市川猿三郎さんのブログに、梅吉さんの写真が載っていますよ。(^-^)

by 葛の葉 (2008-10-18 15:13) 

Silver_Heart

>みちる様。
いらっしゃいませ~♪ いつもご訪問、有難うございます。

みちる様、今回は不参加のようで・・・それはそれで残念ですけど、
今度の時代劇舞台がこんなに面白い構成になっていようとは全く
予想していませんでした!

でもみちる様は以前に歌舞伎を御覧になった経験がお有りだそうで・・・
私にはどうにも未知の世界ですね~、歌舞伎界って。

そう言えば大ちゃんが数年前に、トークショーで中村福助さんと対談
した頃、リーダー殿も一時期歌舞伎に嵌まっていた時期が有りました。
あのデジタル人間(笑)が嵌まるくらいですから、歌舞伎って本当は
もっと親しみ易い娯楽なのかも知れませんね。

>葛の葉様。
こちらこそ初めまして! ご訪問とコメントを頂きまして有難うございます。

去年1月の『動物園物語』も観て下さったそうで・・・HIRO本人に成り代わり
厚く御礼申し上げます!m(__)m

あの時の舞台は同じステージ上に演者と観客が同時に居合わせる形の
非常に珍しいパターンで、終始重苦しい展開が続いていました。
段治郎さんとHIROの迫真の演技に、息を呑む暇すらありませんでした。

彼(=HIRO)は元々ボーカリストなので、今回の舞台上では彼本来の姿
をお見せ出来る、良い機会だと思います。
彼のハイトーンは聴けば聴くほど素晴らしく、きっと葛の葉様にもご満足
頂けるのではないでしょうか。
もし当日券がまだ余っているようであれば、是非とも御覧頂きたいです♪

”北千住観音”と呼ばれた方はお知り合いでしたか! 何て羨ましい!
あれはまさに最前列付近に座った観客の特権ですよね~♪

ただ私の座席もそこから程近い場所でしたので、しっかりそのサプライズ
の瞬間に立ち合わせて頂いちゃいました!
(ちなみに次週の楽日では9列目なので、又違った視点から拝めそう♪)

教えて頂いた次郎長親分のブログ・・・早速拝見させて頂きました。
梅吉さんってば、あんなに懐いて慕っている石松兄貴を差し置いて(笑)
次郎長親分とツーショットですの?(^^ゞ

何はともあれ、葛の葉様が無事に観劇出来ますようお祈りしています。
by Silver_Heart (2008-10-18 15:46) 

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