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『999』の名台詞を人気アーティストが盗作!? [松本零士系アニメ&コミック]

『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』の原作者で、私が幼少の頃から
非常に尊敬している漫画家・松本零士先生が、今大変『お怒りモード』
でいらっしゃるようです。(^^ゞ

と言うのも、最近槇原敬之さんがCHEMISTRYに提供した新曲『約束の
場所』と言う楽曲の歌詞の中に、『999』で頻繁に登場する一文とと非常に
酷似したものが含まれていて、松本先生曰く『これは盗作ではないのか?』
と、かなり憤慨されているらしいのです。

該当する歌詞は敢えてここでは明記しませんが、確かにその部分は『999』
のコミック本編をずっと読んでいる私としましても、彼らの新曲が流れ始めた
頃から『この歌詞って、凄く似ているなあ~。』と薄々ながら感じておりました。

例の一文がコミックで登場するのは、『999』の主人公・星野鉄郎がメーテル
と共に、機械化母星の女王で尚且つメーテルの母親でもあるプロメシューム
を打ち倒した後のストーリーを描いた新シリーズ・『エターナル編』です。

この新シリーズは数年前に連載が始まったものなので、おそらくこれを知らない
往年の『999ファン』にとっては余り馴染みの無いフレーズかも知れません。
問題のフレーズですが、ある時は鉄郎自身の言葉だったり、又ある時は
ナレーション的な役目を担う事も多々あります。

以前は週刊ビッグコミックス・ゴールドで新シリーズが連載されていたのですが、
現在このコミック週刊誌はどうやら廃刊になってしまったらしく(苦笑)、今現在の
連載がどういう状況なのか全く掴めておりません。

一応『999』の公式サイトもありまして、WEB上での連載もあるにはあるのですが
今のところ最新ストーリーが掲載された形跡は無いようです。(^^ゞ

ここ最近では、『999』のサイド・ストーリーとも言える『銀河鉄道物語』が
深夜アニメ等で展開していますが、『999』新シリーズ『エターナル編』でも
この2作品の主要キャラクターが時折『共演』したりしています。

話題を盗作問題に戻しますが、例え十人十色とは言え同じ日本語を使う人間
同士ですから、言葉の節々が似通ってしまう事は仕方の無い事だと思います。

それが独自に生み出された固有名詞的なものならまだしも、今回盗作だと指摘
されている歌詞は、日常生活でもごく普通に使われるような言葉ですし、単なる
偶然なのではないかしら?と、私は思うのですが・・・。

でも今回の歌詞盗作に関しては、確かに字面がコミックの一文と非常に
似ているのは事実ですし、仮に偶然そうなってしまったとしても余りにも
出来過ぎているような気もするんです。

槇原『(999は)読んだ事も無く、(酷似した一文があった事は)知らない。』
と言うように、彼はあくまでもコミックでの文面を知らずに作詞したと言い張って
いるらしく、更には、

『こちら側の歌詞を盗作だと言い張るなら、(松本)先生の”銀河鉄道”と
言う言葉も先人の作り上げた言葉ではないのか?』
と、まるで松本先生も盗作しているかのような反論までしているようです。
(このコメントは事務所側が語ったものらしく、本人のコメントかどうかは
定かではありません。)

槇原さんの言う『先人』とは勿論言うまでも無く、『銀河鉄道の夜』をお書きに
なった宮沢賢治の事だと思いますが、彼の反論にはさすがに私もムッとして
しまいました。(苦笑)

そんな事を言うのであれば、音楽業界にだって似たようなケースが沢山
あるのではないでしょうか?

例えば、歌詞の内容やメロディーはそれぞれ異なるけれどタイトルが全く
同じ曲って結構ありますよね。
槇原さんのコメントを借りるのであれば、こういうケースも又『盗作』に該当
するのだと言っているのと全く同じ事だと思います。
そんな事までいちいち細かく指摘していたら、この世の中は既に『盗作だらけ
(苦笑)』だと言わざるを得ないでしょう。(^^ゞ

下手したら裁判沙汰にも成り兼ねない深刻な事態に、純粋な松本先生のファン
である私としてはただ残念でなりません。

『果たしてどちらの言い分が正しいのか?』だなんて、一般ピープルでしかない
私には到底判る筈がありませんが、出来れば余り事を荒立てずにお互いが
お互いの作品の良さを理解し合えるような、円満解決をしてくれる事を切に
望みたいところです。(^^ゞ


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